ジャガイモの花は、白(トーヤ)、薄紫(キタアカリ)、紫(メ―クイン)と色々です。
絵のタイトルは、「紫はメークイン」です。
この辺りは、キタアカリが適している。
料理にしても、つぶれやすく、ほくほくと美味しい。
我が家でも、半分以上はキタアカリ(芽の部分がほんのりピンク)です。
梅雨晴れ間 妻はワクチン ジャガを打つ
今日しかないと、ジャガイモを掘り始めた。
今日のタイトルは、「梅雨の晴れ間」です。
じゃが芋のつるは、すでに枯れており草に隠れていた。
草を抜く握力が落ちていき、最後には尻もちをついて草削りを入れて草を根こそぎ抜く。
梅雨の晴れ間に掘るから、土も重い。
3時間かけて、二人で14行(15m/行)掘った。
4種類のジャガイモ(キタアカリ、トーヤ、メークイン、アンデス)を約80Kg収穫した。
これまでに40Kg以上収穫しているので、今年も去年に続き豊作である。
赤ぽく(赤土が多い)は水はけが悪く、梅雨時に収穫できず腐らすことも多い。
我が家の畑は、黒ぽく(火山灰土で黒色)で水はけもよく、梅雨の晴れ間に一挙に収穫できる。
ジャガイモは手をかけてやると応えてくれる。
有機物(我が家では、カフェで出た残滓に糠を混ぜたコンポスト)と石灰をたっぷり入れる。
20星テントウムシ(葉を食べる害虫)を駆除する。
成長に併せて畝を高くする。(芋を日光に当てないため、当たると緑色になり毒を持つ)
草を丹念に抜く。
畑をやって6年が過ぎた。3年間は、収穫もままならず勉強の年になりました。
やっとまともに収穫できるようになったのは、4年目からです。
この時期、東北のスーパーで売られるジャガイモは、長崎県などの九州産でとても高値です。
小さくてもよいと、この辺りの農家は、自家消費分を早めに掘ります。
朝食後、一時間ばかり風に当てコンテナに入れ、納屋に収納した。
これだけでは、終われない。
長い草とジャガイモのつるを一輪車で運び、かぼちゃの周りやスイカなど蔓もの用草マルチに使う。
やっと、カンリキ(耕運機)を使える状態となり、延々と鋤く。
鋤き終わったのは、夕方になってしまった。
今鋤かないと、畑は長雨で草に覆われることになる。
仕事を持っているものは、このチャンス(梅雨の晴れ間)を活かせない。
赤ぽくの畑も入れない。長靴が埋もれて足を運べない。
似顔絵どころではなくなり、一杯飲んでバタンキューでした。
農家ができる身体になってきたと感じる。
都会から来て、5年もかかりました。
背中やふくらはぎに筋肉痛は残るものの、腰を痛めることはなくなった。
ドライバーをブンブン振れる。
多少の雨なら草刈はできる。
2021年7月8日
<<あとがき>>
この時期、草との戦いと言われる。
私は、草刈が好きである。
草刈り機は、自分でメンテナンスをしている。
高価だが、石に当たっても刃こぼれしない刃を使っている。
草を抜くから、握力も強くなる。
刈り取った草を鋤きこめば、土がふかふかになると知った。
草を生やしたままの有機栽培の話も聞く。それもよし。
勉強しながら、自分流にやればよい。
(筆者)