故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

暗示

2020-10-17 01:35:09 | よもやま話

このタイトルに合わせる絵を探した。
この絵を選んだ。
タイトルは、「あなたに会いたい」です。


今日のタイトルは、「暗示」です。
暗示とは、
別のものを示して、それとなく感づかせること。
感覚・観念・意図などが、理性に訴えることなく無意識のうちに他人に伝達される現象。
(広辞苑より)
爺さんの葬式の日、母が炊いた飯はとてもまずかった。
水量を間違えていた。大勢の弔問客のため大釜で炊いた。

母の夢をみた。なんとか太夫の追っかけをしていた。それも、取り巻きに近い存在であった。
なんとか大夫の名前は、現在住んでいる隣町の名前を冠にしていた。
母と話した。肌はつやつやとして、ふっくらとしていた。前に帯をしていた。
私は、サッカー部のOB会に出席した後、飲み席で母を見かけた。

タクシーで帰り、縁側に寝ている父と話した。涼しいのに布団をかけていた。
布団から出ている両足は、片方義足で残りはゴボウのような細足だった。
一年間努力して、走れるようになった。今度、聖火ランナーとして走ると言った。
父は、傷痍軍人であった。失ったのは、右目であった。

私は、今年父が亡くなった歳になった。母が亡くなって7年経っている。
両親の夢をみるのは、記憶している限り初めてである。
この夢は、私の中の何に話しかけたのか、寝床で反芻した。
妻は、寝ている。

遺産相続のかたをつけてくれと言ってるのか。
やり残したことがあったのか。
私の意識が、向こうに行ったのか。
夢の後悔はない。むしろ、両親はそれぞれ楽しくやっていると感じた。

心配するな。
ちゃんと生きろ。
楽しく送れ。

私が子ども達の夢に現れるとしても、そういうだろう。
私は、夢の「暗示」を重く受け止めたい。

ススキ揺れ 虫が鳴き止み 来し方を
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