故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

ブルーオーシャン

2024-05-25 04:03:03 | よもやま話

絵のタイトルは、「川筋気質」です。
誰もができぬ危険な仕事のうちは、ブルーオーシャンでした。
トンネルが穿たれ、列車とトラックが現れレッドオーシャンになりました。


今日のタイトルは、「ブルーオーシャン」です。
競争原理で経済は成り立ちます。
ニッチの仕事で、競争がない経済活動をブルーオーシャンと言います。

お金を持たない、
モノを持たない。
友達がいない。
こんな生活を推奨します。

私たちは、田舎暮らしです。
都会まで公共交通機関で1時間だから不便を感じない。
耕作放棄地の草刈りを一生懸命(趣味のように)やっています。
糖尿病にもなりにくいし、ジムや公民館(スポーツ、趣味)に通いません。
友達もいないので、付き合い(3つのグループに属し、1つが仲良し)もありません。
モノを極力捨てて、持ちません。
掃除が簡単ですし、片づけも必要ありません。
最低限(ゴルフと釣り)しか金を使わない、
イーブン(種、苗、農機具、ガソリンが経費、食べるものが収穫)の暮らしです。
他人(主にギブアップされる年寄り)の放置された畑の草刈りです。
隠れるようにやっています。
忙しい分(2週間に一回の草刈りを春先から晩秋まで)だけ、体力を使います。

では、この暮らしのどこが「ブルーオーシャン」なのでしょう。
時間(対価をもらうと8時間)が自由です。
疲れたら、やめる。
だけど、少しずつ毎日やります。
お金をもらわない。
不思議なことに、お礼(食べ物、飲み物)が届きます。
余ったもの(主に食料品、労力:サービス)を足りないところに届ける役目です。
例えば、耕作放棄地の伐った雑木をキャンプ場に届ける。
風呂を沸かすのに薪を使う家庭に届ける。
余ったもの(釣った魚、獲った猪肉、できすぎた果物や野菜)をいただきます。
私たちだけでは食べきれないので、近所や都会の友人(捌ける人)に送ります。
都会から届く返礼品は、くれた人と共有します。

競争がありません。
困りごと(耕作放棄地など)に誰も近づきません。
お金が介在しないから、対価を求める人も近づきません。
口コミだけなので、情報が拡散することはありません。
スケジュールは、こちら次第です。
こんなニッチな役割があるのです。
身体はきついけど、一人勝ちです。
再生した耕作放棄地に何を植えようか。
全部の草刈り場に、何かを植えることは不可能です。
かつての景色が見えるようになり、気持ちが楽になります。
抜ける景色は、タワマン(住んだことがない)からは見ることができないかな。

できる人は限られている。
草刈りが好きでなきゃ続きません。
真っ黒になっても気にしない。
細々と長ーくできるサービスです。
してやったりかどうかは、人それぞれです。
惜しまぬ先に光が見えます。

2024年5月25日
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