絵のタイトルは、「島影に沈む夕日」です。
今日のタイトルは、「火照り」です。
島では凪の時間があります。
風がぴたりと止まり、炎天下で火照ったからだが治まりません。
一杯のビールで眠りこけてしまい、網戸を抜ける涼しげな風で目覚めます。
女子(おなご:美人でもなんでもよい)に会ったとき、火照りました。
自分に何が起こったのか、理解できませんでした。
顔をあげて相手の顔を覗き込むことができるまで、長い年月を要しました。
妻の寝顔を見なければよかったと、少し後悔します。
(夕食後、椅子から落ちんばかりに眠りこける私の姿もひどいと妻が教えてくれます)
ほてり(火照り、熱り)とは、
のぼせて顔が赤くなること。怒りまたは恥じて顔が熱くなること。
夕焼けがすること。
風が吹こうとする時、海面が赤く光ること。
(広辞苑より)
さすが、日本語と思わせてくれます。
火照ったのは、まさに風が吹こうとしたのです。
感じたばかりに、海面が赤く光ったのです。
何も恥じることはない、悠々としたものです。
夏に、徹夜で地下鉄工事のアルバイトをして、学生寮に帰ってきました。
部屋がある4階の上は灼熱の屋上でした。
シャワーはただと、唇が青くなりキンキンに冷えるまで水を浴び続けました。
布団をかぶれば温かい。
1時間後には大汗をかいて目覚めました。
火照るのは、健康だから起こります。
年齢を考えて水分補給をし、クーラーをかけなければなりません。
やらかした数々を思い出し、火照るのはなんともしがたいのです。
2024年6月14日
(あとがき)
ゴルフの前になると眠れない。
スコアを不眠のせいにする所業です。
朝も昼も電話をすると、寝惚け声の先輩のことです。
アメリカに行って、時差ぼけが心配と先輩が言われます。
日本にいても同じなんだから、心配ないよと伝えます。
帰国したなと、数日後電話をし時差ぼけの要件を確認した。
あっさりと、問題ないと正直でした。
(筆者)
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