故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

かかれえゴマ

2022-01-10 17:10:25 | よもやま話

絵のタイトルは、「行くぞ、来てね」です。
富士の5合目に行き上を見上げる。
頂上らしき見えないところから、真っ逆さまに下る感じでした。
ええい、ままよ。


トレーニング 周りは女性 涙腰

世話焼き婆とその妹が、揃ってやってきた。
話す糸口が見つからないほど、女4人の話が弾んでいた。
「あのオ」と言っただけで、4人が話をやめてこちらを向く。
この雰囲気は、どこかで経験したな。

今日のタイトルは、「かかれえゴマ」です。
東京学芸大を始めて訪ねた時、通り過ぎるのは娘ばかりでした。
次々と視線を感じたのは、生涯初めてでした。
私が通った大学は技術系で、男ばかりのむさい学校でした。

妻が畑を見に行こうと強く望みました。
ではと、我が家の耕作放棄地を見に行きました。
枯草に隠れた里道を分け入りました。
猪どんが畑を掘り返し、里道を突き崩していました。
どこまでが我が家で、またよその土地か見分けは尽きませんでした。
ほうほうの体で帰り、衣服にくっついた草の種をとり続けました。

それで火がついて、隣地の耕作放棄地(一昨夜、猪どんが掘り返していた)の草刈を始めました。
草刈り機は勢いよくかかりましたが、すぐにエンストで後が続きません。
両手で使う剪定鋏で、種のいっぱいついた草を段々短く切りました。
防草シートを剥がし始めた頃、隣人が訪ねてきました。
草刈り機の音がしなくなった。
しばし、耕作放棄地の持ち主の話を聞いて、その日は終わり。

翌日、遠慮がちに世話焼き婆とその妹が訪ねて来られました。
隣地の草刈を始めたんですね。
朝、畑に行く途中に見たのかな。
我が家でお茶した後、近隣の抜け里道を色々案内してくださった。
あなたの家は、この方向よと教えていただいて別れた。
一昨日の猪は、どうやら罠にかかったようであった。

隣人が、我が家の畑へのアクセス里道の隣地持ち主に話を付けて来てくれた。
それではと、案内していただいて、昨日に続き畑に行った。
道中会う人すべてに紹介してくださり、案内している理由を説明されていた。

これもどこかで経験したな。
初めて東北に行き、市役所のお達しで公共交通機関でマッピング(開場午後6時半)を見学に行った。
帰れなくなってはと心配し、最終バス(午後6時50分)に乗った。
私達が行くとき乗った停留所から2Km離れたところで降ろされた。
仕方ないから夜道を歩いた。

「都会の人は、歩くのが好きだ」と、夜陰に出会った近所の人に冗談を言われた。
翌日、出会う人ごとに「昨日は歩いて大変でしたね」とねぎらいの言葉をいただいた。
噂は、朝刊より早いと思ったものです。

結局、勢いで私が取り掛かった耕作放棄地の草刈をやめるわけにはいかなくなった。
併せて、耕作放棄地も近日中になにかアクションを起こすことになるだろう。

トイレの窓から海が少しだけ見える。
耕作放棄地から見える海は、全景の半分を占める。
野鳥が怖がりもせず、近くで遊んでいた。

2022年1月10日
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