雨のち晴れ

絵のタイトルは、「毎日咲くね、いいかい」です。
彼らも休みなく静かに営みを繰り返します。


雨上がり　雉も試しに　謳わんか

今日のタイトルは、「雨のち晴れ」です。
私にとっては、恐怖の言葉で現象です。
雨を理由に、すっかり体は鈍（なま）ってしまいました。
敵（草ドン）は、隆盛を誇っています。
気持ちは盛り下がるばかりです。
証拠に背中が丸まっています。

許してくれないのが妻です。
能天気なのか、「鮭が食べたい、卵焼きが食べたい」と朗らかに言います。
冷凍ご飯を解凍する。
F1レーシングチームをサポートする百人分の食事を作った話を聞きました。
話されたのは、元気いっぱいの素敵な女性でした。
料理を皿に盛ったときには、すべての機材と道具が洗浄され、元の場所に収納されている。
作りながら、合間をみていつ洗い片付けるか、手際よく進める。
狭いキッチンカーの中の八面六臂（一人で数人分の手腕を発揮）です。

畑に行ってラッキョウを掘りたい。
妻が続けます。
鮭と卵をを焼き、梅干しを出します。
急遽、朝ご飯はおにぎりになりました。
梅干しを温かいご飯の上にちぎって載せ、残った種は口に放り込みます。
作りながら、汚れた部分を拭き、使った道具を乾かし拭いて納めます。
飲み物（冷たい茶、スポーツドリンク、ミルクティー、コーヒー）は妻が作ります。
その間に、道具を軽トラに載せる。
できた8つのおにぎりと3本の水筒とペットボトルを持って畑に出かけます。

畑に来たものの、気持ちはさらに盛りさがります。
1週間前に刈った草は伸びて、元の丈です。
一から出直しの草刈りです。
刈り始めて一時間ほどすると、ぼーっとします。
熱中症の始まりです。
やっとこさ、目標の草刈りが終わったのが4時間後でした。
1週間前に戻っただけです。
体重も戻りました。
口惜しさと安堵のさわやかな一日となりました。

２０２３年７月１３日
（あとがき）
朝餉を作りながら、メモを取ります。
メモを見ながら、ブログを書く。
その時の気持ちが再現されます。
そんな工夫もキッチンカーの学びが生きています。
（筆者）