故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

当事者

2019-04-27 07:10:37 | プロジェクトエンジニアー

絵のタイトルは、「嫁に来い、いや婿だ」です。
素敵な女性です。
長男長女の結婚が当然の中国では、どう考えるのでしょう。


タイトルが浮かばないまま、書き始めることになった。
仮のタイトルではあるが、「当事者」とする。
当事者とは、
その事または事件に直接関係をもつ人。
(広辞苑より)
民泊の相談に保健所に行った。
民宿は旅館業に近く、建築基準法や消防法において厳しくなる。
民宿の一つである農家民泊(農泊)は、農業従事者が経営者である。
自治体と協力してお客さんを誘致する。
お客さんを呼ぼうにも地域内に泊まるところがない、
食べるところがないと始めた苦肉の策であった。
近くの村で農泊を営む女将が、保健所にすぐに行けと言われた理由が分かった。
旅館業を選択する能力がないことがわかった。
民泊を選ぶことになるだろう。

テレビを観ても、本を読んでも感じない臨場感があった。
私は、当事者である。
自分がやりたいと思っていることを保健所の方に話した。
地域活性化の一つとして、民泊をしたいと考えた。
都会の人に美味しいものを知っていただくには、来ていただかけなければならない。
美味しいものを介して、六次産業化に替わるアイデアを実現したいと考えている。
カフェの経営方針は、地域の方にアピールしリピーターとして来ていただく考えでやっている。
人口が少なく、経営が成立する顧客数を確保するのは至難の業である。
私の考える民泊は、基本的には素泊まりである。旅客が自分で料理することもできる。
地域の食堂に行ってもよい。カフェで食事をしてもよい。
いずれも、地域の美味しいものを食べることに変わりはない。
私たちは、美味しいものの食材と料理法を紹介するだけである。
食材には、旬がありいつもあるものではない。
温泉もある。面白いものがある。楽しい人がいる。
それぞれ紹介できるのである。
都会から一時間で来られる地の利もある。

関係力が、地域活性化の一つであると言われる。
それぞれの方法で、「関係力」を作るのである。
若いころ、都会に出て成功された人もいる。
故郷会の方々のことである。
その方の話す故郷の物語を子供や孫に体験してもらいたい。
少なくとも父や母の育った故郷に触れていただきたい。
都会ではできないことがある。そんなことが、田舎ではできることもある。
やってみたいことをあきらめなくてよいのだと伝えたい。

イベントではなく、生活に基づいた人間の生業のなかで実現したい。
私たちは、一年目は1500人、二年目は2000人を実現し、
今年は2500人の集客を目指している。
気の長い、生活の匂いがするイベントの一つと考えている。

私たちは、当事者である。
地域活性化を唱える論客ではないのである。
小さな成功を積み重ねているだけである。

こぶし咲く 山川に来て また帰る

2019年4月27日
コメント
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