絵のタイトルは、「嫁に来い、いや婿だ」です。
素敵な女性です。
長男長女の結婚が当然の中国では、どう考えるのでしょう。
タイトルが浮かばないまま、書き始めることになった。
仮のタイトルではあるが、「当事者」とする。
当事者とは、
その事または事件に直接関係をもつ人。
(広辞苑より)
民泊の相談に保健所に行った。
民宿は旅館業に近く、建築基準法や消防法において厳しくなる。
民宿の一つである農家民泊(農泊)は、農業従事者が経営者である。
自治体と協力してお客さんを誘致する。
お客さんを呼ぼうにも地域内に泊まるところがない、
食べるところがないと始めた苦肉の策であった。
近くの村で農泊を営む女将が、保健所にすぐに行けと言われた理由が分かった。
旅館業を選択する能力がないことがわかった。
民泊を選ぶことになるだろう。
テレビを観ても、本を読んでも感じない臨場感があった。
私は、当事者である。
自分がやりたいと思っていることを保健所の方に話した。
地域活性化の一つとして、民泊をしたいと考えた。
都会の人に美味しいものを知っていただくには、来ていただかけなければならない。
美味しいものを介して、六次産業化に替わるアイデアを実現したいと考えている。
カフェの経営方針は、地域の方にアピールしリピーターとして来ていただく考えでやっている。
人口が少なく、経営が成立する顧客数を確保するのは至難の業である。
私の考える民泊は、基本的には素泊まりである。旅客が自分で料理することもできる。
地域の食堂に行ってもよい。カフェで食事をしてもよい。
いずれも、地域の美味しいものを食べることに変わりはない。
私たちは、美味しいものの食材と料理法を紹介するだけである。
食材には、旬がありいつもあるものではない。
温泉もある。面白いものがある。楽しい人がいる。
それぞれ紹介できるのである。
都会から一時間で来られる地の利もある。
関係力が、地域活性化の一つであると言われる。
それぞれの方法で、「関係力」を作るのである。
若いころ、都会に出て成功された人もいる。
故郷会の方々のことである。
その方の話す故郷の物語を子供や孫に体験してもらいたい。
少なくとも父や母の育った故郷に触れていただきたい。
都会ではできないことがある。そんなことが、田舎ではできることもある。
やってみたいことをあきらめなくてよいのだと伝えたい。
イベントではなく、生活に基づいた人間の生業のなかで実現したい。
私たちは、一年目は1500人、二年目は2000人を実現し、
今年は2500人の集客を目指している。
気の長い、生活の匂いがするイベントの一つと考えている。
私たちは、当事者である。
地域活性化を唱える論客ではないのである。
小さな成功を積み重ねているだけである。
こぶし咲く 山川に来て また帰る
2019年4月27日
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