故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

つれづれと

2014-07-17 01:05:01 | よもやま話

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なすこともなく、ひたすらに想いを巡らせる時間は楽しい。
何も急ぐことがない状態が好きなのである。
時間に追われる生活が続くこの頃である故に、貴重なひと時である。
40年来の友人から定年を迎えて契約社員になったと電話をもらった。
彼は、少し嬉しそうで悔しそうであった。

本当なら、故郷に帰って愛妻と仲睦まじく暮らしたいのである。
趣味のジャズを流しながら、酒を飲み友と語りたいのである。
もう少し、働くとのこと。子供が大学4年生なのである。
本当なら、どうでもよい(自分がやらなくても良い)仕事はしたくないのであろう。
できたら、故郷で働きたいであろう。彼の準備不足でもあるかもしれないし、本当にやりたいことは家族や友人の反対にあったのかもしれない。
私はすれば良いのにと言った。
長くはないのである。一秒たりとも惜しんで、自分のやりたいことをしたほうが良いのにと思う。そのうち、きっとやるだろう。その方へ向いているのだから。一人で飲んだ帰り道に私に電話してくれたのである。私が言わんとすることを知っているからかけて来たのだろう。

そよそよと風が流れていく。妻は満足したのか布団をかぶって寝ているようである。
明日も、自分なりにスケジュールが詰まっている。次のプレゼンテーションは何が良いのか考えてもいる。社員に伝える週一回のメッセージである。メッセージを伝え続けて4月が過ぎた。練りに練った独創的なメッセージの15分間が楽しい。私に与えられた「技術伝承」の貴重な時間なのである。定年後に転職した会社は、私のキャリアの中で4社目である。会社になじみ自分なりの力が発揮できるのは、3年くらいたってからである。隠すことは何もない。力一杯のプレゼンテーションを続けるのが少し苦しくて、大いに楽しい時間なのである。明日もきっと良いことがあるような気がする。

2014年7月16日

コメント
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