故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

子供へ助言

2014-07-25 04:11:09 | よもやま話

20140721_001_2

長男から電話があった。
転職を計画しており、明日最終面接だとのこと。職種はシステムエンジニアーである。アドバイスをくれというのが、息子の電話してきた理由である。就職あっせん業者は、息子にまだまだ甘いとアドバイスしているようである。ありがたい話である。私が言っても聞く耳もたぬ息子は、他人の若いアドバイザーの話は聞くのである。甘いというのは、現職が嫌だから転職したいという息子の本音が透けて見えてしまう。どんなに繕っても隠せないというのがアドバイザーの意見である。確かにその通りである。

私のアドバイスは、これからでも遅くはない、「30年後の自分をイメージして面接に臨みなさい。」と伝えた。漠然としたアドバイスである。知らないことも、嫌だからやめたいという本音も面接官には御見通しなのである。だから、隠す必要もないし怖がる必要もないとアドバイスする。しかし、30年後の自分像は、オリジナリティーがあり、面接官は興味をもつはずだと伝えた。
システムエンジニアーは使い捨てである。どんなことでもやります。24時間頑張ります。タフマン的なアピールはだめだとも伝えた。顧客のために真摯に仕事をし、常識人としてプロに徹することができる人材が求められているのだとも伝えたが、まだ難しいであろう。

子供に話すことは、あまりないのである。ましてやアドバイスなどもってのほかである。そう思ってきた。親から言われることは、勉強しなさい、頑張りなさいばかりである。私は、「力を抜いて楽しみなさい。」というのがせきの山であった。子供は、親が育てるのではないと思っている。社会が育てるのである。そして、次の世代につなぐのが子どもの役目である。

出来れば避けていたいと思うのが、子どもの親への思いである。
そう、思ってきた。大人になったら違うのだろうか。きっと、身近に信頼でき、相談できる大人がいなかったんだろうなと感じたのである。ここにきて、息子の私の仕事に対する感じ方が変わってきていると思うことがある。仕事のプロと見ているのである。
興味を持つことが肝要であり、プロフェッショナルの始まりである。少しは子どもの役に立ったかなと思った日であった。

2014年7月24日

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする