楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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ようこそ 日本一の花桃の里へ(古河宿)

2015年04月02日 09時26分42秒 | ひとり歩き旅

(古河宿:旧日光・奥州街道ひとり歩る記 37)

古河総合公園の桃林の由来を要約すると、

(徳川幕府の要職にあった土井利勝が古河藩十六万石を拝領したころ、
領内で薪が不足していた。
一計を案じた利勝は、江戸で家臣の子供たちに桃の種を拾い集めさせ、
俵に入れて古河に送り、野畑や農家の屋敷周りに植えさせた。
桃栗三年と言われて、桃は成長が早く果実は食糧に、枝が薪になった。

江戸時代後期になると、古河城の東方に桃林が画かれ、
古河藩士も春には家族で桃見物に訪れていることが知られている。
明治になっても、実業界によって観桃会が盛大に催され、
今日の古河桃まつりとなり、日本一の花桃の里となった。)

公園では(古河桃まつり)の熱気球がお出迎え。

(熱気球のお出迎え)


メインステージでは、どこかのレコード会社の歌手が見事な演歌を披露している。

脇には、おみやげ、食事のお店が立ち並び、
午前十時と言うのに、お酒でご機嫌の人もあり、熱気に包まれていました。

(ごった返す桃まつりの人と出店)


周囲は由来の様に沢山の桃の木がピンクを競っている。
「徳源院跡」(古河公方足利義氏墓所)を中心に桃林は広がっている。

(徳源院跡)

(古河公方足利義氏墓所)

(石碑には古河公方足利義氏墓所とある)


花桃は、五種類植えられているらしいが、どれがどの種類か分からなかった。
1)ひな祭りの主役となる桃の節句の花「矢口」、
2)一本の木に紅白の花が咲く「源平」(源氏は白、平家は赤)、
3)庭木として鉢植えでも可能で、菊の花に似た花びらの「菊桃」、
4)花が節々に密生し、鉢植えに適する「寿星桃」(「じゅせいとう」と読み中国原産。)
5)透き通るような純白の八重咲きの桃「寒白」

(一番多いピンクの桃の木がどうやら「矢口」)

(アングルを変えて)

(純白の「寒白」の八重)


その他名前は解りませんが桃の花をお楽しみください
(その1)

(その2)

(その3)

(その4)


花の鑑賞だけで、桃の果実は食べるには小さすぎるのか、
タネが地面にたくさん転がっていた。

(沢山転がっていた桃のタネ)


当初鎌倉にあった関東公方が、室町時代 足利成氏の時、
室町幕府に対抗し下総古河に移り、古河公方として知られるようになった。
以来、五代に渡り130年あまり統治した古河公方の館跡にこの古河総合公園はある。

(古河公方館跡の碑)


この館跡に、茨城県板東市の古民家 旧中山家住宅と、
曲がり家形式の旧飛田家住宅が、移設されている。

旧中山家はもともと武士であったが、後に名主となった旧家で、
建築年代はおよそ1674年頃と推定される。

(旧中山家住宅)


また、旧飛田家の曲がり家住宅の建築年代は18世紀前半と推定され、
国の指定重要文化財となっている。
曲がり家は外見上、中が広く感じられるが、
曲がった部分は、ほとんど台所の竈とダイニングに相当した板の間であった。

(曲がり家の旧飛田家住宅)

(曲がり家)

(旧住宅の庭に咲くスミレ)


この二つの住宅が移設されている広大な場所が、古河公方の館跡で、
周りは広い濠に囲まれている。

(お濠)

(お濠の杭を渡る少女)

(お濠2)

(お濠に遊ぶ鴨)


コメント (8)    この記事についてブログを書く
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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (ytakei4)
2015-04-02 20:44:41
桃も桜も梅も近い種類らしいですね。
返信する
懐かしいです (みなりん)
2015-04-03 09:11:20
こんにちは、ひでさん。

桃の里に、古河はなるのですね。
以前、こちらを小旅行して伺った場所があり、懐かしく拝見しました。

古河文学館もお出かけになったのでしょうか?

見どころのあるところで、続きを楽しみにしております。
返信する
ytakei4さん コメント有難うございます (hide-san)
2015-04-03 10:41:48
同じバラ科のようです。
他に、イチゴ、リンゴ、ナシ、ビワ、カリンなども同じ科のようですね。
これらの花をよく見るとみんなよく似ています。
返信する
みなりんさん コメント有難うございます。 (hide-san)
2015-04-03 10:44:32
少し老いぼれてきて、そこまで手が回るか判断の難しい所です。

これから四年間二度目の大学に通いますので。
返信する
その向学心に感嘆しました。 (masamikeitas)
2015-04-04 08:49:45
hide-sanさん、おはようございます。

桃の花もいろんな種類があるんですね!
私はやっぱりピンク系の桃の花が好きです。

コメントを拝読しましたら、二度目の大学へ通われるとのこと。
その向学心に感嘆しました。
これからお忙しくなりますね、4年間大いに楽しんでください。
返信する
masamikeitasさん コメント有難うございます。 (hide-san)
2015-04-05 14:33:15
>その向学心に感嘆しました。

向学心もさることながら、本音はぼけ防止です。
返信する
古河藩士の桃見物 (更家)
2015-04-06 07:44:53
満開のモモの花!、鮮やかで見事です!

そうか!、古河は日本一の桃の里なんですねえ。
江戸時代の家族連れの古河藩士の桃見物の様子が目に浮かびます。
返信する
更家さん コメント有り難うございます。 (hide-san)
2015-04-06 11:08:13
桃の里を見て、日光街道の古河宿がやっと解りかけてきました。
返信する

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