一月ほど前に、散歩の帰り道で、
牛乳を買ってきてほしいと言われ、
帰り道で開店早々スーパーに寄ったら、
開店を待ちわびていた人たち十数人が、
駆け足で店内に入ったので、
ーなんだろうーと首を傾げていたら、
駆け込んだ一人が、米袋5kgを抱えてレジに並んだ。
他の数人も米袋を抱えている。
いつものコメ売りの棚の前に、
「おひとり様一袋でお願いします」と張り紙があった。
ボクは米に用はなく牛乳に用があったので、
牛乳を買って帰り、
このコメの話をすると、カミさん曰く、
「お米が品薄になっているの」という。
その後で、TVなどでしきり
にお米の品不足を放映する。
その内に農林水産大臣までも出てきて、
「今、品薄ですが、新米が出てきますから、
ご心配なく」と
品不足でも心配ないよ、と言っている。
これは「足りません」を宣伝しているようなもので、
ますます。スーパーの米棚には米が空っぽの状態が続く。
我が家のおコメ事情を聴くと、
「まだ一週間ほどあるから」といたって暢気なもの。
それから一週間ほど後、
下の写真のお米が台所に有ったので、
「お米無くて、これ買って来たの?」
と聞いたら、
保存食として、置いていたが、
「期限切れになりそうで、今夜食べようかと、
出してあるだけ」の返事。
考えれば、1973年ころ第一次オイルショックで、
トイレットペーパーからお米まで狂乱物価で値上がりすると言って、
値上がりを心配して、品物が無くなった。
その時、お米が店頭から無くなった。
その時の体験があるからか、
「そのうち出るわよ」と
カミさんはいたって暢気なもの・・・
考えて見れば、子供たちはいないし、
パンでもそばでもパスタでも、
口に入るものなら何でも良い亭主だけだから、
気にならないらしい。
保存食のクッキー、おにぎり、
水だけ入れればふっくらするご飯もあるし、
さらに一週間ほど心配はいらない。