楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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芭蕉句碑と石の唐門(芭蕉の道を歩く 24)

2012年11月14日 10時14分44秒 | 芭蕉の旅

(宝物館の鳥居)

(日光 最終章)
日光の二社一寺を巡って、駐車場に戻る道の中ほどに、
東照宮宝物館がある。

その宝物館の左方に鳥居があり、脇に句碑がある。
その句碑には、

「・あらたふと 青葉わか葉の 日の光
 芭蕉翁おくの細みち日光山吟」

と彫ってあるらしいが、句碑が古く読み取れない。

(芭蕉句碑)

(芭蕉句碑2-字が読み取れない)

石の鳥居の後ろに、葵のご紋がついたいかめしい扉があるが、
これについて説明板があるので、記載して置きたい。

「重要文化財 石唐門 石鳥居
これは寛永十八年(1641)東照宮奥社に建てられたが、
天和三年(1683)震災により破損したので、
奥社裏山深く埋められて二百数十年に及んだが、
当宮三百五十年祭記念として、ここに移し建てた。
幕府の作業方 大棟梁 平内氏の設計により巨石から切り出されたもので、
 江戸時代における代表的石造り美術である。」とある。(東照宮社務所)

(石唐門)

つまり、東照宮350年祭記念して、
震災で破損し山深く埋もれていた石造りの唐門を、
ここ日光東照宮宝物館の庭に移築した。
この石の唐門は、一つの巨石からできており、
製作者は幕府の作業方の大棟梁 平内氏の設計によるもので、
江戸時代の石造美術である。

芭蕉句碑を見に行って、
なんか、とてつもなく貴重な「石の唐門」を見たような気がした。
大収穫であった。

(石唐門の徳川家葵のご紋)

・苔むして 石の唐門 虫の声   hide-san

うーむ、芭蕉の境地には、程遠いですね。
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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (ytakei4)
2012-11-14 18:20:25
句碑の文句まで調べられたのですね~
芭蕉、忍者という説もありますね。
伊賀の出身だからでしょうか?
返信する
こんはんは。 (tatoto60)
2012-11-14 22:01:18
石唐門の苔に魅入っています。

古き苔 石唐門に 魅入るかな

返句させて戴きました。
返信する
石唐門 (conparu2)
2012-11-14 23:28:26
石唐門には創意工夫を感じます。
装飾性のモニュメントとしての門扉
であるならば、もとの場所は象徴的な
場所だったのでしょうね。
返信する
片目でねぇ・・・ (yukiusagi)
2012-11-15 05:21:08
hideさん お早う御座います。

お陰さまで良く見えるようになり、
眼鏡も要らない感じです。
片目で見る?
まぁ~見なくても良い事がよくありますからねぇ。

いつも ありがとうございます♪(*'-^)-☆
返信する
ytakei4さん コメント有難うございます。 (hide-san)
2012-11-15 10:11:44
あまり深く考えない事にしています。
読めない漢字くらいは調べますが、
芭蕉が忍者かと言う事は詮索しません。
返信する
tatoto60さん コメント有難うございます。 (hide-san)
2012-11-15 10:16:20
17文字で思った事を表現する事は難しいですね。
しかもその中に季語を入れる規則がある、
第一季語にはどんなものがあるのか、
調べてから作句ですから・・・

最も困ったのが、季語はどんな書物にあるのかさえ、
知らなかったのです。
返信する
yukiusagiさん コメント有難うございます。 (hide-san)
2012-11-15 10:20:06
友人は、若い時は近眼が凄かったのに、
白内障手術の後は、めがね無しでOKだそうです。
眼鏡使用の免許証の条件が無くなったと言っています。
しばらくは大事にしてください。
返信する
conparu2さん コメント有難うございます。 (hide-san)
2012-11-15 10:22:39
この石の唐門はどなたかの廟所にあったのではと、
ボクが勝手に想像しています。
返信する
こんにちは。 (tatoto60)
2012-11-15 16:52:03
先日の返句に季語をいれずに失礼致しました。

 古き苔 石唐門に 冬至る
返信する
大棟梁の名作 (abms4144)
2012-11-17 09:51:50
苔むして一見廃墟と思われる映像
手付かずそのままが…静けさが一層にいにしえを感じますね。
石にも軟石と言われるものがあるが、違いますね
石そのままに刻まれた読み取れない文字
hide-san様の博学は読み取りましたね。

現在この地を芭蕉が訪れたら何と詠むだろう。
tatoto60様の名句にも逢えて
返信する

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