木槿(むくげ)が咲いた。
(木槿ーむくげの花)

(むくげ)

少し離れて見ると、こんもりと纏まっている。
朝 花開いて、夕方には萎んでしまう。
毎日、落ちる花の数々・・・

それで昔から、
「槿花一朝の夢」
と言って、人生のはかなさを言い表している。
(紅いむくげ)

(その2)

さて、この花が咲く時期に同じように咲くのが、
タチアオイー立ち葵とか、立ち芙蓉と言われて、
咲く花がある。
集合住宅の駐輪場の後ろから見ると、
カメラの画面を切り取ったように見える。
(タチアオイ/ピンクと白)

表側から見ると、こうだ。

もう少し拡大すると、紅白のタチアオイがよく解る。
(紅いタチアオイ)

(白いタチアオイ)

そしてもっと拡大すると、
タチアオイとムクゲの花が似ていることが分かる。
(タチアオイの花)

全く瓜二つと言ってよい。
それもその筈、どれもアオイ科に属する花だからです。
そして違いは、タチアオイは多年草、つまり草です。
ムクゲは落葉樹、そうです 木なのです。
立ち芙蓉については、いずれ また・・・・
花は、咲き始めが一番きれいですね。
昔、実家にムクゲの木がありました。
今は、空き家で、木も切ってしまっています。
代わりに元気にソテツが育ってはいます。
本当にご苦労様です。
体調には十分お気を付けください。
人間、花の形に注意がいってしまって、草か木か、という点は見落としがちなのでしょうね。
おばちゃんが手折って家に飾ろうとしますが、
むくげの枝は折れません。
この木から繊維をとると言えばお判りでしょうが、
枝に繊維がしっかり入っており折れないのです。
第一咲いてる花は、家に持って帰っても、
翌朝には落ちてしまいますから、意味がありません、
そう話しても、持って帰ろうとする女性は多いですね。
枝が折れないので苦労して持っていきますが、
無駄ですね。