東京23区内の我が家の近くに、
どっしりした門構えの家がある。
門に続く塀がおよそ50mほどある。
時代劇に出てくる長屋門というもの。

門前に籠で乗り付けられそうな広い門だ。
どうして長屋門というのか、この門構えから想像するに、
昔はこの門の両端の長屋に、
家来の住居があったに違いない。
そんな大きな門である。
家にはどんな人が住んでいるか見たこともないが、
表札を見る苗字が、
地下鉄の駅名になっていることを考えると、
この辺り一帯を治めていた家のようだ。
もう一軒、これも立派な門である。
(別の家の門)

ほかにもう一軒、これは門だけが残っていて、
内側はマンションになっている。
写真ではわかりにくいが、
門の上に松の枝が広がっており、
これを「見越しの松」というに違いない。
(見越しの松のある門)

この見越しの松を見ると、
戦後流行った「お富さん」の歌詞を思い出す。
「お富さん」
我が家から200mも離れてない場所に、
こんな古い時代の門があるし、
庚申塔も沢山見られる。
庚申塔については、
また次の機会に・・・