老人ホームでのボランティア見習いで、
漢字と計算と音楽をやると言う。
どんな展開でやるのか知らないが、
ボクなら次のような企画でやる。
漢字と計算はなんとかなるが、音楽と水泳は苦手中の苦手。
他の事はなんとか人並みに出来るが、水泳と音楽だけは殊のほか苦手である。
少し前、カラオケが全盛の頃、
「お前唄え!」と上司に名指しされて、
音楽は苦手とお断りしたが、断れば断るほどやらせたいのが人間と言うもの。
断わり切れずに音痴を承知いただいた上で歌った。
フランク・永井の「有楽町で逢いましょう」
唄い出すと、最初はみんな笑っていたが、
唄うにつれてだんだん笑い声がなくなって、
お気の毒にと言う表情に変わって行った。
一番を歌って、「終わり!」と言って止めた。
以後、誰も唄えとは言わなくなった。
そこで、負けず嫌いのボク、
作曲家の先生に押しかけて習うことにした。
先生は「習うより、拝み倒して勘弁してもらう方が良いのでは」
と忠告してくれたが、とにかく恥ずかしくない位には歌えるようになった。
しかし、もともと音痴なボクはかなり酔っぱらってからでないと、
緊張がほぐれない。
そのように前置きしてから、老人ホームで唄い出す。
「箱根八里」作詞 鳥居忱(とりいまこと):作曲 滝廉太郎(たき れんたろう)
「はこねのやまは、てんかのけん
かんこくかんも ものならず
ばんじょうのやま、せんじんのたに
まえにそびえ、しりえにささう
くもやまをめぐり、きりはたにをとざす
ひるなおくらき、すぎのなみき
ようちょうのしょうけいは、こけなめらか
いっぷかんにあたるや、ばんぷもひらくなし
てんかにたびするごうきのもののふ
だいとうこしに あしだがけ
はちりのいわね ふみならす、
かくこそありしか、おうじのもののふ」
ここで音楽の練習は終わりです。
そこで老人ホームの皆さんに、漢字に替えられる所を漢字にしてただく。
正解は次の通りですが、少し難しいだろうか。
♪箱根の山は、天下の嶮(けん)
函谷関(かんこくかん)も ものならず
萬丈(ばんじょう)の山、千仞(せんじん)の谷
前に聳(そび)え、後方(しりへ)にささふ
雲は山を巡り、霧は谷を閉ざす
昼猶闇(ひるなほくら)き杉の並木
羊腸(ようちょう)の小徑(しょうけい)は苔(こけ)滑らか
一夫関に当たるや、萬夫も開くなし
天下に旅する剛氣の武士(もののふ)
大刀腰に足駄がけ
八里の岩根(いはね)踏みならす、
かくこそありしか、往時の武士♪
正解を書きながら、「函谷関」はどんな所、「羊腸の小径」について、
その意味を述べ、作詞家の鳥居忱のお墓は、
本郷通りのお寺に有ることを話し、
漢字の正解を述べ、漢字の書き取りは終わりにする。
次に数字のドリルというか、数字のマジックと言うか数字のトリック。
(これはNHKラジオからマジシャンが出題)
「1~9までの任意の数字を一つ覚えてください。
次にその数字に1を足し、二倍にしてください。
二倍になった数字に4を足して、
足した数字を2で割って下さい。
割った数字から、最初に覚えた数字を引いてください。」
ここまでがドリルです、皆さん出来ましたか?
その答えは「3」です。
全員「3」の筈です。
ここまでお読みの皆さんの数字も「3」の筈です。
これはマジックでなく、トリックです。
(これでお年寄りは楽しめますでしょうか?)
漢字と計算と音楽をやると言う。
どんな展開でやるのか知らないが、
ボクなら次のような企画でやる。
漢字と計算はなんとかなるが、音楽と水泳は苦手中の苦手。
他の事はなんとか人並みに出来るが、水泳と音楽だけは殊のほか苦手である。
少し前、カラオケが全盛の頃、
「お前唄え!」と上司に名指しされて、
音楽は苦手とお断りしたが、断れば断るほどやらせたいのが人間と言うもの。
断わり切れずに音痴を承知いただいた上で歌った。
フランク・永井の「有楽町で逢いましょう」
唄い出すと、最初はみんな笑っていたが、
唄うにつれてだんだん笑い声がなくなって、
お気の毒にと言う表情に変わって行った。
一番を歌って、「終わり!」と言って止めた。
以後、誰も唄えとは言わなくなった。
そこで、負けず嫌いのボク、
作曲家の先生に押しかけて習うことにした。
先生は「習うより、拝み倒して勘弁してもらう方が良いのでは」
と忠告してくれたが、とにかく恥ずかしくない位には歌えるようになった。
しかし、もともと音痴なボクはかなり酔っぱらってからでないと、
緊張がほぐれない。
そのように前置きしてから、老人ホームで唄い出す。
「箱根八里」作詞 鳥居忱(とりいまこと):作曲 滝廉太郎(たき れんたろう)
「はこねのやまは、てんかのけん
かんこくかんも ものならず
ばんじょうのやま、せんじんのたに
まえにそびえ、しりえにささう
くもやまをめぐり、きりはたにをとざす
ひるなおくらき、すぎのなみき
ようちょうのしょうけいは、こけなめらか
いっぷかんにあたるや、ばんぷもひらくなし
てんかにたびするごうきのもののふ
だいとうこしに あしだがけ
はちりのいわね ふみならす、
かくこそありしか、おうじのもののふ」
ここで音楽の練習は終わりです。
そこで老人ホームの皆さんに、漢字に替えられる所を漢字にしてただく。
正解は次の通りですが、少し難しいだろうか。
♪箱根の山は、天下の嶮(けん)
函谷関(かんこくかん)も ものならず
萬丈(ばんじょう)の山、千仞(せんじん)の谷
前に聳(そび)え、後方(しりへ)にささふ
雲は山を巡り、霧は谷を閉ざす
昼猶闇(ひるなほくら)き杉の並木
羊腸(ようちょう)の小徑(しょうけい)は苔(こけ)滑らか
一夫関に当たるや、萬夫も開くなし
天下に旅する剛氣の武士(もののふ)
大刀腰に足駄がけ
八里の岩根(いはね)踏みならす、
かくこそありしか、往時の武士♪
正解を書きながら、「函谷関」はどんな所、「羊腸の小径」について、
その意味を述べ、作詞家の鳥居忱のお墓は、
本郷通りのお寺に有ることを話し、
漢字の正解を述べ、漢字の書き取りは終わりにする。
次に数字のドリルというか、数字のマジックと言うか数字のトリック。
(これはNHKラジオからマジシャンが出題)
「1~9までの任意の数字を一つ覚えてください。
次にその数字に1を足し、二倍にしてください。
二倍になった数字に4を足して、
足した数字を2で割って下さい。
割った数字から、最初に覚えた数字を引いてください。」
ここまでがドリルです、皆さん出来ましたか?
その答えは「3」です。
全員「3」の筈です。
ここまでお読みの皆さんの数字も「3」の筈です。
これはマジックでなく、トリックです。
(これでお年寄りは楽しめますでしょうか?)