(二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)

(日光5)
二荒山神社の参道には、何基あるか分からないほど沢山の、
石灯籠が並んでいる。
奥には二荒山神社の山門が見え、
その扁額には「正一位勲一等日光大権現」とある。
さらに奥に二荒山神社の石の鳥居があり、
奥に荘厳な本殿が見える。
(参道に並ぶ石の灯籠)

(正一位の扁額がある山門)

(石の鳥居と奥に見える本殿)

本殿の左端に、「二荒霊泉」の案内看板がある。
要約すると、
「霊峰二荒山(男体山)はじめ日光山八峰に起因する霊水が、
古くから二つの霊水が湧き出している。
一つは本社背後の洞窟から出る「薬師の霊水」で眼疾に効能があり、
もう一つは別宮滝尾社の清流「酒の泉」で、この二つの清水を、
この地に導き「二荒霊水」と名づけた泉を築いて、
拝戴することとした。
老杉の聖域で御霊水をいただき、
二荒山大神の広大深重なるご神徳をお受けください。」とある。(二荒山神社)
(二荒霊泉の看板)

この案内の隣に石の鳥居があって、奥に泉がある。
泉の中に「若水」「酒の泉」「智恵の水」の立て札があり、
霊験あらたかな感じがする。
左方向に泉を出ると、酒屋があって悪縁消滅札もあったようであるが、
そこは通り越し、霊水の流れに沿って歩くと、
「悪縁の杖」と表示した案内がある。
(石の鳥居と霊泉)

(泉の中の立て札)

(良縁の杖の案内)

案内に沿って眺めると、霊水の流れの中に竹の輪があり、
悪縁を輪のなかで水に流すよう書いてある。
面白い企画で、カミサンと二人どんな悪縁があったのか知らないが、
二人で面白がって、とにかく悪縁を流す事にした。
置いてある杖で、輪の中をかき回して悪縁を流した。
(悪縁を流す輪)

二荒山神社の本殿前で、今度は人が輪をくぐり悪縁を断ち切る願いをする。
さすがにボクは遠慮しておいた。切る悪縁が無いから・・・
帰り際にお化け灯篭と言うものに出会ったが、
無信心のボクはさっさと通り過ぎた。
(悪縁退治のの輪くぐり)

(唐胴製灯篭)

(お化け灯篭ー銅製の灯籠)

隣に世界遺産の大黒殿があった、中に入ると大黒様が飾られており、
打ち出の小槌が何個か奉納されていたが、
この小槌にそれなりのご利益があったのか、
賽銭を投げればご利益に有りつけるのかもしれないと、
欲張った事をカミサンに話したら、
財布を取り出して、賽銭を投げていた。
冗談から駒が出るかもしれない。
(大黒殿)

(大黒様と打ち出の小槌)

(招き大黒様)

(*)二荒山神社は早くから下野国-しもつけのくに-一の宮としてうやまわれ、
鎌倉時代以後は、関東の守り神として幕府、豪族の信仰をあつめた。
「二荒」は、別読みをすると「にこう」は日光につながる。
・霊泉の 冷たさしみる 二荒山 hide-san
(自分でも気に入った句はなかなかできないものだ。)