楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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比叡山修行僧ー空也上人

2012年06月02日 10時10分01秒 | つれづれなるままに考えること
比叡山延暦寺で修行した空也上人は、

天暦二年(948)叡山で具足戒を受け光勝の名を与えられましたが、

自らは生涯沙弥空也を名乗りました。

京都の疫病流行に際して、一丈の観音像、六尺の梵天、帝釈天、

四天王像を造り、さらに大般若経一部六百巻の写経を企て、

功なって加茂河畔で供養されました。

その後、上人は入滅されましたが、

空也上人が進めた「南無阿弥陀仏」の念仏教化は、

後世の浄土宗の成立に多大の影響を与えた。


空也上人立像

photo by hide-san from OCNフォトフレンド

この像は、写真では見えないが裾の短い衣をつけ、鹿角のついた杖をつき、

右手に撞木をとって胸にかけた鉦を打ちながら歩く姿に出来ています。

生涯民衆の中にあって、「南無阿弥陀仏」の名号を唱えて教化に努めた、

空也上人の動的な姿を捉えている。

特に口から出た六対の小さな阿弥陀仏を出し、

「南無阿弥陀仏」の六音を視覚に表現しているのは、とても面白い。

コメント (6)
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