矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

多施設合同感染症科ケースカンファレンス 報告

2017-10-22 08:42:19 | 感染症関連
昨日、当院で、多施設合同感染症科ケースカンファレンスが開催されました。


当院、東京大学、自治医科大学の3施設から英語で症例提示しました。
コメンテーターとして、
世界的な臨床家のDavid Schlossberg先生
ミズーリ大学カンザスシティ校感染症科アシスタントプロフェッサーの水澤昌子先生

にお越しいただきました。

お二人には、

非結核性抗酸菌(David先生)

臨床微生物学検査(水澤昌子先生)

のレクチャをしていただきました。

有益な症例で、非常に活発な議論が英語で展開されました。

帰国して13年目の2017年度ですが、本日のようなカンファレンスと質の高いディスカッションを母国で実現でき、感無量の1日となりました。

自治医科大学の9年間でご一緒した仲間が、みなさんご成長され、一同に会する機会となりましたことも、キャリア人生で、“人生最高の日”のひとつとなりました。

これをひとつのマイルストン(起点)として、さらに大きく飛躍、展開します。

歴史、文化、学問の町、水戸で降りてきた直感を大切にし、医療版“サイトウキネンオーケストラ”の実現を目指しております。

最後は、絶品の水戸グルメ イタリアンで、いろいろなお話に花が咲きました。

ご参加の皆さま、ありがとうございました!

自治医科大学アラムナイ




おめでとう㊗️ マッチング

2017-10-19 23:09:11 | 感染症関連
本日、初期研修医のマッチングの結果の発表がありました。

当院に、10名の素晴らしい若手の方々がマッチされました。

当院は、過去最高の応募数で、激戦でした。甲乙つけがたい優秀で、やる気のある多くの方が応募くださいました。

面接を通し出会った素敵な方々と 今後も、ネットワークを大切にします。

母校の後輩にあたる感染症仲間の方とも 微生物の世界で、ワクワクしましょうね〜!と連絡しました。
彼は、地元の有力病院に見事にマッチされました。

うれしいニュース😃😊に沸きました。

祝㊗️ MCO 水戸室内管弦楽団 100回記念

2017-10-14 01:32:10 | 芸術 Art
水戸は、歴史 文化 学問の町です。

心酔する大好きな町です。

芸術で、週末は、水戸は華やいでおります。

水戸が世界に誇る芸術館で水戸室内管弦楽団が記念コンサートをしております。
駅もお祝い🥂ムードです。


第1回の定期公演のポスター

館内展示されています。



月末のマラソンも^_^



Diabetic foot 「歩行を守る」ご講演参加しました。

2017-10-12 22:40:45 | 感染症関連
糖尿病足潰瘍 diabetic footに関して、形成外科の観点からのご講演を拝聴しました。


本日のご講演 神戸大学形成外科の寺師先生。大変、すばらしかったです。

暖かく、患者のことを考えて診療していらっしゃるのが印象的でした。

足病医学がアジアにはないことをはじめて知りました。

在米中にPodiatrist としてDM footの方の紹介をよくしていました。

先日のID Weekのときにも、日本人の先生で北米で診療を続けている先生が、wound care center 創傷治療センターで感染症科医として診療(一部)をしていらっしゃるのを
話されました。


とても勉強になりました。

すこし高い本ですが、糖尿病100例、という本をさっそく購入してみました。

DM footの症例は多いので、患者さんの立場にたって 「歩けき続けられるか、歩行を守る」という観点から、勉強しなおします。

サンディエゴ近郊のワイナリー

2017-10-08 21:14:16 | 日記
学会終了後の午後から、サンディエゴ近郊のワイナリーを訪れました。


最終日 6日の間 合計40時間近く、生涯教育時間CMEを取得しました。
今年度は6月の20時間と合わせて60時間、取得することができて、ほっとしております。

帰国前のつかの間に、趣味のワインのお勉強です。

カリフォルニアのワインが、自分のtasteに合うことを発見して以来、カリフォルニアワインをオーダーすることが増えました。Sonoma のChardonyの味がとてもよいです。



p


ID Week 2017 私の総括 take home

2017-10-08 20:44:21 | 感染症関連
レクチャーを聞いてもすぐに忘れますので、総括。

自分の総括 これだけは、long term memory に収納されるように繰り返して学習します。

1 黄色ブドウ球菌の血流感染は、米国では感染症科コンサルトが義務化の方向
すでに、院内システム化されている施設も多いようです。

2 WHO で、Hep Cは、elimination 制圧 の対象疾患ヘ。
根絶Eradication することを目標に 研究者や現場では、動いている
ヒトのみに感染するウイルスであり、根絶可能な疾患

3 黄色ブドウ球菌のinoculum effect を克服する動物モデル実験で、
クラブラン酸の内服が効果がある可能性あり
今後、臨床応用できるか、さらにリサーチが必要

4 Candida auris について、多剤耐性で、日本の一般マスコミで報道されました
北米では、血流感染で、問題のひとつ
これは、一昨年ぐらいから学会でトピックスになっている

5 Clostridium difficile の新薬が開発 発売
日本にも、導入見込み

6 ベータラクタマーゼ阻害薬の配合された新薬が多数 開発されている

7 診断のインターアクティブセッションで
Aphophysomyces variabilis

Plasmodium amazonia
P. vivax と長く混同されていた新しいマラリアの種

インターフェロンγ IIレセプター欠損症の全身播種のMAC or NTM
非常に興味深いレクチャーでした。

メモ程度の情報のため、詳細は成書や最新文献にてご確認をお願いします。



SIU 南イリノイ大学 アラムナイ会食

2017-10-07 04:22:09 | 感染症関連
古巣の南イリノイ大学のアラムナイの会食がありました。

近況を共有できるのは、ありがたいです。
以前に務めていた日本人の先生や私の同僚だった先生
その先生の知り合いでクリーブランドクリニックの感染症科の先生などで会食しました。

臨床微生物学のフェローシップをしたいなあと感じています。
これからの感染症科では、微生物検査で革命的な変化が起こっていますので、時代に即応できる勉強が必要です。

シーフード🦑🦐レストランで、白ワインがおいしかったです。
カリフォルニアの白ワインは、とても好きです。