矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

素直さの大切さ

2012-11-20 22:19:44 | 医学教育
Lifelong learning生涯教育が、医学教育で叫ばれて久しくなります。

医師という職業についた以上、プロフェッショナルとして絶えず、最新の知見に基づいた診療を維持していく必要があります。

私自身は、医師という仕事が大好きですし、専門の感染症診療と教育は圧倒的な情熱を注げる分野なので
勉強することが苦にはならないですし、むしろ時間があればいくらでもやっていたい感じです。

ただしすべての分野がそういうわけにもいかず、総合内科力を維持するために循環器系、呼吸器系、そのほかの領域も期限ごとに学習していく必要があります。今度2014年から米国の生涯教育システムが変更になり2年ごとに指定のモデュール moduleをこなすことが必要になるそうです。

”常に旬でいる”ために、素直で柔軟なマインドを維持することですかね。。

マインドを縛り、制限から解放し続けることが、新しい学びや発想に結びつくのでしょう。。

ところで、昨日から寝る前に、佐々木かをりさんの新著で講演方法、コミュニケーションスキルに関する新書を斜め読みしています。彼女の著書でも、講演スキルで伸び悩む人の理由が2つ書いてありました。

1つは、講演のコンテンツ自体を十分に持ち合わせないこと

2つめは、自分のやり方に固執すること

だそうです。

自分も”頑固”なほうで、素直な心をもつことがいかに大切かを家族や身近に接する若手の方から学んでいます。

頑固な私はこれでも、在米中に繰り返し指導医からフィードバックされていたことが、”主張しなさい” Be assertive. ということでした。一緒にラウンドしていたレジデントたちのアグレッシブさに圧倒されることも多々ありました。郷に入っては郷に従え、ですが、いまでは自分らしくい続けることが大切かと思い至っています。

最新の画像もっと見る