矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

3月にUS Naval Hospital Okinawa (USNH Okinawa)のReunion

2014-02-08 20:37:52 | 医学教育
自分のキャリアのすべての始まりだった沖縄米海軍病院の卒業式と同窓会を兼ねた卒業レセプションが開催されます。

それに合わせて、琉球大学の学生さんたちとのセミナーも開催予定となっており、3月下旬に沖縄訪問予定です。今回は年休を取っての参加を予定しています。

昨年まで自治医大で仲良くしていた若手の先生、またこの4月から新インターンとなる先生もいらっしゃるので、益々参加したい!とずっと前から思っていました。

現役インターンの23期生の方がたが、Reunion同窓会も企画してくださり、多くの同窓の方にお会いできるのを楽しみにしています。20周年記念パーティのときは全国津々浦々から
多くの方が集まり、本当にうれしかったです。予定がタイトなことが増えていますが、そのときは重なるもので、オランダへOn-campusコースのため渡欧する直前で、同窓会を中座して沖縄最終便で関空に飛び翌日仲良い若手の先生のご結婚式に参列させていただき、翌日関空から渡欧するという強行軍でした。当時はまだ体力があった(?)と振り返ります。参加できたことがかけがえのない思い出です。4年たったいまはこういうスケジュールは、もう無理で体調を崩してパフォーマンスを下げるので、余裕をもった予定を意識的にしています。

2015年は25周年、四半世紀になるので、ぜひ記念パーティを開催できればと心待ちにしています。

毎回米軍病院のことを思い出すと、思い出すことがあります。
医学部6年生のときに臨床科目(脳外科でした)の卒業試験日と横須賀米軍病院の採用試験が重なって、”迷わず採用試験を受験”したことが忘れられないよい思い出です。
当時、事前に脳外科の先生にお話をしにいって、暖かく認めてくださいました。”本試験不合格になるけどいいの?あなたの場合、もったいないね。卒業順位落ちるのはいいですか?”(当時実は一桁圏内にいたので)と確認してくださったことをいまでも鮮明に覚えています。その後、米国でresidency, fellowshipへ応募しているときに、医学部のときの英語の成績証明、基礎医学と臨床医学のそれぞれの学年順位も求められることがたびたびあり、まあ本試験不合格でしたが、脳外科の成績も悪くなかったので、毎回その当時のことを思い出していました。

ちなみに、沖縄米海軍病院のことを知ったのは、その横須賀米軍病院を受験した仲間と和気あいあいと受験前日に話をしたからでした。いまでも仲間として交流が続いている方が多いです。
その後、沖縄も受験して、幸運にも共に合格して、迷いに迷って、沖縄に行く決断をしました。沖縄は、いろいろな意味で私の人生の原点であり、親切な1期生、2期生の先生のおかげで
いまの私はあります。実は、現職場内にも、私のほか2名同窓生の方がいます。Small worldです。

沖縄地元の友人も、米軍病院で勤務されていた沖縄住民の方とも交流が続いています。

ところで、自宅の庭が、真っ白に!









充実の神戸大学teaching 終了しました。

2014-02-08 09:59:55 | 医学教育
5日間、本当に楽しいひとときでした。

新しい出会いもあり、やはり人生のご縁と不思議を感じます。


とても親切に接していただいた多くの方々に深い感謝の気持ちでいっぱいです。


他施設との交流がいかに大事かを実感した時間でした。

やっぱり、”自分を映す鏡”があることがとても大切だと思います。Reflection振り返りですね。

他の指導医のやり方を見ながら、自らのteaching styleを見直したり、どうしても妥協すべきでない点を確認したり、など自身にとりましても、成長の機会となりました。

神戸大学の優秀な若手の方々と交流させていただいたことは、私のキャリアの今後の方向性を明確にする(確認する)ことにもなりました。


今後も教育的な交流を続けさせていただければと感じます。

教育学の原点だと思いますが、施設、指導医、症例、ティーチングスタイル、すべてにおいて
多様であることが、自身の成長には不可欠であり、そのなかから学習者は、自分のニーズや興味に見合ったスタイルを身につけていくのが望ましいのだと確信します。

施設や指導医は、学習者の”オプションの提示者”であり、自分で根拠を持って判断できるプロフェッショナルへ成長するのを”促進する”ファシリテーターとして関わるのが役割と思います。

人間なので、無意識のうちに、”自分の価値観を押し付けてしまう”こともありますが、受け取るかどうかも含めて、判断する自由を確保してあげることかな、と改めて思います。

患者の安全面にかかわるときは、容赦なく介入しなければなりませんが、そのあたりの兼ね合いが一番難しい点です。

南京町の肉まん、美味しかったです!