俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

2008年10月13日 | 俳句

『遠き日に 想いを馳せて 秋の昼』
(とおきひに おもいをはせて あきのひる)

『不景気も 暴落もなき 秋来ぬや』
(ふけいきも ぼうらくもなき あききぬや)

『秋の蝶 つまめば獲れる のろさなり』
(あきのちょう つまめばとれる のろさなり)

『そぞろ寒 大型ゴミと 処分さる』
(そぞろさむ おおがたごみと しょぶんさる)

『ロス疑惑 何から何まで うそ寒く』
(ろすぎわく なにからなにまで うそさむく)

『政治家の 約束違う 穴惑い』
(せいじかの やくそくたがう あなまどい)

『この月は 神も仏も 神無月』
(このつきは かみもほとけも かんなづき)

『蓑虫も 渡る世間が 身に沁みて』
(みのむしも わたるせけんが みにしみて)

『蓑虫を 見つけて不安 手出しせず』
(みのむしを みつけてふあん てだしせず)

『秋風に アゲインスト好き 臍曲り』
(あきかぜに あげいんすとずき へそまがり)

『秋夕陽 天守瓦も 金ピカに』
(あきゆうひ てんしゅがわらも きんぴかに)

『体育の日 ひたすらメタボの 腹を撫で』
(たいいくのひ ひたすらめたぼの はらをなで)

『菊の花 刺身のつまの 毒消しよ』
(きくのはな さしみのつまの どくけしよ)

『菊の花 噛めば苦味の 瘦せ我慢』
(きくのはな かめばにがみの やせがまん)

『菊膾 奈良には奈良の 菊の酒』
(きくなます ならにはならの きくのさけ)

『さみどりの 酒の肴よ 銀杏よ』
(さみどりの さけのさかなよ ぎんなんよ)

コメント
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