俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

毬栗

2008年10月25日 | 俳句

『メタボ汗 夜寒の床に 風邪を引く』
(めたぼあせ よさむのとこに かぜをひく)

『秋深し 砂上の楼閣 サブプライム』
(あきふかし さじょうのろうかく さぶぷらいむ)

『秋深し 台風上陸 何も無し』
(あきふかし たいふうじょうりく なにもなし)

『学び舎に 銀杏つきもの 散るばかり』
(まなびやに いちょうつきもの ちるばかり)

『物言えば 流暢なりや 秋の暮』
(ものいえば りゅうちょうなりや あきのくれ)

『吹く風の 日に日に強く 秋の暮』
(ふくかぜの ひにひにつよく あきのくれ)

『毬栗を 読めぬ生徒の 野球する』
(いがぐりを よめぬせいとの やきゅうする)

『塀の上 寂しき顔の 秋の犬』
(へいのうえ さびしきかおの あきのいぬ)

『猫じゃらし 何をじゃらすか 犬ばかり』
(ねこじゃらし なにをじゃらすか いぬばかり)

『一面に 背より高き 泡立草』
(いちめんに せなよりたかき あわだそう)

『この秋の とんぼじっとして 店仕舞い』
(このあきの とんぼじっとして みせじまい)

『松手入れ 一肌脱げて 寒さ増し』
(まつていれ ひとはだぬげて さむさまし)

『草の露 集めて飲めば 露ならず』
(くさのつゆ あつめてのめば つゆならず)

『愛らしき 言の葉尽くし 秋深し』
(あいらしき ことのはつくし あきふかし)

『今の風 明日も同じく 吹くかしら』
(いまのかぜ あすもおなじく ふくかしら)

『わがあさは なかなかならん さわやかさ』
(わがあさは なかなかならん さわやかさ)

コメント (1)
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