俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

さわやか

2008年10月03日 | 俳句

『桃桜 真綾なす 宝なり』
(ももさくら まことあやなす たからなり)

『幼子の 微笑み受けて さわやかに』
(おさなごの ほほえみうけて さわやかに)

『空澄んで 天の高きに 感嘆す』
(そらすんで てんのたかきに かんたんす)

『露の精 小さき指に 煌めけり』
(つゆのせい ちいさきゆびに きらめけり)

『眠られぬ 羊の多き 夜長かな』
(ねむられぬ ひつじのおおき よながかな)

『見送れば 流星多く 流れけり』
(みおくれば りゅうせいおおく ながれけり)

『秋晴れや 来訪者に 多き幸』
(あきばれや らいほうしゃに おおきさち)

『苦くとも 初恋ながら 玉の露』
(にがくとも はつこいながら たまのつゆ)

『椋鳥の 恋のさえずり 距離の有り』
(むくどりの こいのさえずり きょりのあり)

『赤とんぼ 明日を信じて 我が前に』
(あかとんぼ あすをしんじて わがまえに)

『一本の 芒に思う 月と風』
(いっぽんの すすきにおもう つきとかぜ)

『秋の風 尾っぽをそっと 握りたし』
(あきのかぜ おっぽをそっと にぎりたし)


コメント
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