駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

ガキ使を見ています

2018年01月15日 | TVウォッチング
1月15日(月)
なにかと、よくない方で話題になっていた去年年末のガキ使「絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス」ですが、録画していたものを今頃になってやっと見ていま~す。
子供が見たがるので、自分の部屋のレコーダーで録画しておいたんだけど、正月早々ネットで袋叩きになっていて、気になって仕方がなかったのだ。
しかし6時間は長い。見たくてもそれがネックでなかなか再生ボタンを押せなかった。。。

見たいのは、やはり社会的な問題点2つのシーン。
浜ちゃん扮するエディ・マーフィのパロディと、ベッキーのタイキックシーン。
開始早々、浜ちゃんの黒塗りが登場。
正直言うと「身内のノリでめっちゃ受けてる」とか、「黒塗りの顔が妙にキュートで笑える」としか思えず、人種差別なんて感覚は微塵も感じなかったんだけど、これが国際的に「絶対NG」の烙印を押されたということらしい。
どうやら、「ニッポンのTV業界(今回は日テレ)はこの世界常識を知らない鎖国状態だった」わけで、外国の日本のTVウォッチャーや、海外在住経験のある知識人からフルボッコ状態になっている。
これにはオレも、世界はこうなっているんだと目からウロコでびっくりした。
なぜなら、我々ニッポン人は歴史的に「イエローモンキー」と黄色人種として差別を受けてきており、原爆投下やさきの大戦の原因でもあったわけで、殊更に黒人を差別する感情なんて生まれながらにして持ち得てないからだ。
かつて、「シャネルズ=ラッツ&スター」が黒塗りでデビューした時、俺たちは「その手があったか!」と歓喜してその歌唱力とともにその見た目にも応援したものだ。
それを遠い異国の地から、ニッポン国民のためのパロディに対して「けしからん」と文句を言うのもいかがなもんかと思ったりするけれど、今はもう時代が違うのだろう。
ここは世界の動きに「忖度」するべきなのだろうか、と半分納得はするが個人的に疑問はある。

今、米国の芸能界も大物プロデューサーによるセクハラ問題で大騒ぎになっているし、人権問題でもかなり敏感になってきていて、「黒人差別問題」についても我々ニッポン人が全く鈍感のままでいられる時代ではなくなっているのだろう。
今後、我が国のTV番組で黒塗りのパロディが流れることは金輪際ないだろうと思う。我が国のTV界の自主規制により、この黒塗り浜ちゃんが我が国最後の姿だろうなと思う。

ベッキーのタイキックについては、パワハラだ暴力だいじめだとか相当厳しいクレームが相次いでいるけれど、反論覚悟で言うと「ベッキー頑張ったな」「迫真の演技だ」が正直な感想。
本当に痛そうで、あの苦悶の表情は気の毒ではあるが、だぶん盛っているはずだ。
逆ドッキリの体をしていても本人は納得済みで契約するわけで、全く知らないわけはないし、視聴者が何マジギレしてるんだと思った。
体を張った女芸人の立場で再起に勝負をかけたという姿勢に好感度を得て、個人的には応援したい。いちいち色めき立って非難するばかりというのも世知辛いと思うんだけど。
本人はありがたい仕事だったと後でツイートか何かで言っているようだし。
でも、タイキック自体が暴力だといえばその通りで、さほど面白くないし笑ってもいられない時代なので、次回は厳しいと思うけどな。

気の毒といえば田中の思い切り何度もやられるタイキックと方正のビンタコーナーである。
方正の方はさすがに後半の深夜枠でのコーナーだけど、いくら体を張った芸人でも毎年は嫌だよねぇ。これはいじめだろうって思える作りがダメじゃない?。好きじゃない。
周りもちょっと飽きがきていて、いまいち盛り上がっていないのがより厳しい感じだった。
オレは、バスの中で芸人や俳優が乗ってきてお笑いのパロディをやるコーナーが好きだ。
ケツを叩かないでいいから純粋に笑わして欲しいと思う。
コメント
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