OZ.

Opened Zipper

映画「メッセンジャー」

2009-11-21 00:00:01 | 折りたたみ自転車(MFWS-206F)
以前、WOWOWで放映していた自転車アニメ「茄子 アンダルシアの夏」「茄子 スーツケースの渡り鳥」は観ましたが、自転車映画も観たいなぁと思っていました。
具体的には「シャカリキ!」が観たいんだけど、なかなかWOWOWで放映してくれないので、昔あった「メッセンジャー」とかでも良いのになーと思ってたらラッキーなことに先月(当時)放映がありました。
レコーダーに録画しておいたまま、なかなか観る時間が取れずに熟成させていましたが、先日(9月上旬)やっと観ました。
でも深夜寝る前に無理矢理時間を取ったので、最後まで1.5倍速で再生。
予備知識としては「飯島直子とつよポンが出てるホイチョイの自転車(メッセンジャー)映画」ってくらい。

題名:メッセンジャー(1999年 日本)
時間:118分
監督:馬場康夫
原作:ホイチョイ・プロダクションズ
脚本:戸田山雅司
出演:
 清水尚実(ナオミ):飯島直子
 鈴木宏法(スズキ):草剛
 横田重一(ヨコタ):矢部浩之
 阿部由美子(ユミコ:ヨコタの彼女):京野ことみ
 岡野博(ナオミの元彼):別所哲也
 太田量久(安宅物産社員):小木茂光
 島野真(シマノ:元警官):加山雄三
 服部宣之(ハットリ:元バイク便):青木伸輔
 細川孝之(バイク便):京晋佑

有名ブランドのプレスであるナオミは会社支給のマンション・車で優雅な生活をしていたが、突然会社が倒産し、全て差し押さえられてしまう。
車を差し押さえられないよう逃走していた尚美はメッセンジャーのヨコタをはねて怪我をさせてしまい、代償としてヨコタの代わりに黎明期のメッセンジャーの仕事をする羽目に。
ヨコタのパートナーであるスズキに教わりメッセンジャーの仕事を始めたナオミだが、スズキの無愛想さと肉体を酷使する仕事のキツさに辟易し、メッセンジャーの仕事とスズキに反発する。
ヨコタの依頼で、田舎に帰ろうとする彼女ユミコにナオミが携帯電話を届け、ナオミが翻意してヨコタの傍に残る決意をした出来事があった。
この時からメッセンジャーの仕事の責任や充実感を知り、メッセンジャー、自転車、スズキに対するナオミの気持が変化していく。

元々、飯島直子は嫌いなタイプでしたが、昔自分が好きだったTUBEの「前田を誑かした女」として、結婚後は更に嫌いになってました。(まぁ離婚したし、もうTUBEもどーでもイイんだけど)
その自分的に好感度最低な女優が、冒頭から「バブリーないけ好かない女」として登場し、「イヤな女」っぷりを存分に披露してくれます。
心の中で呪っているうちに会社がツブれて身ぐるみ剥がされ「ざまーみろ」な展開になってくれる訳ですが、メッセンジャーの仕事を始めてからも日焼けを嫌い、金も無いクセにシャンパンを飲み続ける「イヤな女」っぷり全開なので、イイ感じにムカつきます。
そんなナオミがユミコに携帯電話を届けたエピソードから変化していきますが、悔しいことにその変化によってあの「いけ好かない女」ナオミがだんだん可愛く見えてくるから不思議です。
映画製作者サイドの思うツボだし、あの飯島直子だしで非常に悔しい…でも何だか可愛い。

ストーリーはベタといえばベタだし、バイク便との配達競争なんて反則だらけですが、娯楽映画だし「分かりやすい」から全然OK。
最後までテンポ良く、楽しく観ました…テンポが良かったのは1.5倍速再生だったせいかも知れないけど。
つよポンがメッセンジャー役って(説得力の面から)どーよ? とか思ってましたが、観始めてからは全然気にならなかったです。
どっちかっつーとナイナイ矢部の方がムリっぽかった感じ。

中盤、ナオミとスズキがそこそこ打ち解けてきた頃、スズキがナオミを送っていくシーンがありますが、そのとき2人乗りしていた自転車がBD-1のようでした。
ミニベロも出ていてちょっと嬉しかったけど、2人乗りは無理があるような気もするな。
他にはつよポンのメットにKooWhoのロゴがあったのがちょっと気になったりしながら観てました。

それほど期待してなかった割に楽しめた映画でした。
エンディングはどうなの?って感じですが、まぁ触れずにおくか。(触れてるけど)
という訳で、なかなか良かったです、映画「メッセンジャー」。
一応、DVD-Rに焼いて保存しておきました。