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Opened Zipper

大分×川崎

2006-07-30 23:59:59 | サッカー
7/29(土)19時から九州石油ドームで行われた大分トリニータ×川崎フロンターレ戦を観戦してきました。
前日、腰痛で倒れてて病み上がりだったんですが、前々からの子供との約束でもあるので、ちょっと無理して行ってきました。

元々幼稚園で募集していた企画で、保護者1人500円で入れるそうなので、そりゃ良いやと申し込んでいた分でした。
通常は前売2000円、当日2500円のトリニータシートなので格安です。
そういやウチって、今まで無料チケットでしかスタジアムに来たことないんだった。(しみったれサポーター)

19時キックオフなので、終了は21時頃です。
3歳の息子タイトは普段21時前には就寝しているので、最後まで持たないかもと思ってましたが、案の定途中で居眠りしつつでした。
歓声が上がるたびに目を覚まして、何が何だか分からないまま拍手してます。
それでもスタジアムの雰囲気を楽しんでたようなので良かったです。

今日の相手は現在首位の川崎フロンターレ。
実は自分の会社的にはフロンターレを応援すべき立場なんですが、そんなの知ったことかでもちろん地元大分トリニータの応援です。

しかし川崎、ようやくJ1に上がってきたと思ってたんだけど、首位ですか。
あんまり有名な選手がいる訳でもないんだけど、どうして強いんだろう。
前節でガンバ大阪戦で、3-2と競り勝ったのを観て、こりゃマジで強いわとビビってました。

しかし試合が始まってみると、あんまり強さを感じなかったです。
川崎の方はやや荒いプレイが多く見えましたが、イラつかせるくらいにトリニータが抑えてたと見るべきなのか、田舎まで遠出してきて疲れてるとか?
そういや前節のガンバ大阪戦でも川崎はイエローもらいまくってたような…そういうチームなのか?
それでも川崎がチャンスになったときに攻撃陣が一斉に走りこんでくるのは流石だなーと思って見てました。
トリニータはあそこまで一斉に攻めあがって行けてない。

前半に川崎に攻め込まれ、ポストに当たって跳ね返ったところをヘディングで押し込まれ先制されます。
むー、やられた、さすが首位のチーム。
しかし大分もチャンスを作って攻め続けます。
何とか前半で追いついて欲しいなーと応援し続けていましたが、トゥーリオのクロスがそのままゴールに吸い込まれ同点に。
よっしゃ。

後半から更に試合が荒れていきます。
どうも審判がちゃんとコントロールできてないのが問題のように見えました。
ジャッジの基準が明確でないっつーか、どうしてあれがイエローカードで、これはノーファウルなのかとか、訳分からんって感じ。
そのせいで試合がどんどん荒くなっていったように感じられました。

後半、何か揉めてるぞーと思っていたら川崎の監督が退場になります。
何が起きたか、自分達が座ってる場所からは見えなかったので、何が起きたんだってザワついてたら、その後で上本大海にイエローカードが出ます。
この日、上本は既にイエローをもらってるので2枚目で退場に。
ただでさえこれまでの理不尽なジャッジに不満いっぱいだったサポーターが殺気立ち、スタジアム内で怒号が飛び交います。
むーん、審判のレベルが低いのかねぇ?

10人になったトリニータですが、それでも川崎の攻撃をしのいではチャンスを作って攻め込みます。
残り時間が少なくなってきたところで、ディフェンスの要(と自分は思ってる)深谷が負傷。
サポーターからの深谷コールも届かず、ピッチ外に担架で運び出されてしまいます。
どうも頭部を切ったかどうかしたらしい、やべぇな、深谷なしで9人で守れるのかい?
ヒヤヒヤの数分間を何とか凌いで、ようやく深谷復帰。

復帰後の深谷は燃えてました。
ボールを持った後でそのまま攻め上がり、ボールを奪われた後も追い続け、キーパーへバックパスされたボールもペナルティエリア内まで走って追い込みます。
いやしかし君は守備の要なんだってば。
「深谷~、帰って来~い」と叫びましたが、彼の闘志は伝わってきました。
ボールを奪われた後で深谷が戻りきる前に川崎に攻め込まれましたが、深谷が上がった分はちゃんとカバーが入り、きっちりディフェンスできてました。
トリニータをとても頼もしく感じられたシーンでした。

そして1-1のまま試合終了。
ドローでしたが、相手は首位、理不尽にも思えるジャッジ連発の中で10人で戦ったことを思えば、気分的には勝ったようなもんです。
前回観に来た新潟戦のときの4-0圧勝みたいな爽快感はなかったものの、審判に対する不満でサポーター全体の一体感を味わえて楽しかったです。
やっぱスタジアムで見るとコレが良いな、この一体感。
特に大好きなのは、絶好のチャンスを外してしまったときの会場全体の脱力感。
絶好のチャンスに「うおぉぉぉ~ゴールだ~」と皆の気持ちが盛り上がった直後、ゴールを外れていくボールを見て「あぁぁぁ~」と皆が頭を抱えるシーンが、最高に好きです。
何故かゴールが決まったときよりも会場全体の一体感を感じるんですよね…マゾか俺?

しかしトリニータ、強くなったなぁとしみじみ思います。
J1に這い上がった後は屈指の低予算チームだけあって、毎年降格争いしてたんですが、シャムスカ監督就任後のこのレベルアップっぷりはスゲーなと。
甲府ほどじゃないにしても以前と同様の低予算なのは相変わらずのはずなのに、マグノが抜けても7位に居るってのは不思議です。
やっぱりシャムスカのお陰なんだろうなぁ。

今のトリニータの要は、個人的には(1)エジミウソン(2)西川(3)深谷(4)トゥーリオと勝手に思ってますが、実は(0)シャムスカ監督なんだろうなぁ。
彼らがずっと大分に居てくれることを祈っておこう。

ところでオズマールに代わって入ったラファエルですが、ウチの評価では「オズマールと同じで使えない」という結論になってます。
前回も今回も全然体の動きにキレが無かったからなぁ、スピードもないしテクニックも感じられない。
肝心のところで走れないのには泣きそうな気持ちになりました…ナイスなパスが出て、川崎DFよりやや先に走り始めたのにあっさり抜かれてたし。
思わず「ダメだ! 足が遅いっ!」って叫んじゃったよ。
高松もスピードは無いけど、ボールが持てるし高さがあるからなぁ。

ラファエル、終いには味方のミドルシュートを弾き返してしまいます。
「ラファエル邪魔っ!」
咄嗟によけることもできんのかぃと文句を言ってしまいました。
という訳で、ウチ的にはロブソンを筆頭にオズマール、ラファエルは「役立たずの助っ人トリオ」として殿堂入りです。

さて試合の翌日のニュースをチェックしていたら、川崎の監督や上本退場の経緯が判明。
上本が川崎のFWに肘打ちしたらしく、それを川崎の監督が抗議してベンチを蹴ったので退場になったんだとか。
その後、主審が副審から事情を訊いて上本に2枚目のイエローが出され、時間差退場の上本も激怒したんだそうで。

やっぱあの主審、試合をコントロールする能力が足りないのでは?
Jリーグのレフェリーのレベルの問題なのかなぁ、やれやれ。