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Opened Zipper

いぬのえいが

2005-10-09 23:59:59 | 映画
嫁さんが観たがっていた「いぬのえいが」ですが、公開時には都合がつかず結局観にいけませんでした。
レンタル開始を待ち望んでいたんですが、ようやく借りることができました。


題名:いぬのえいが (2004年日本)
時間:96分
監督:
 犬童一心
 黒田昌郎
 祢津哲久
 黒田秀樹
 佐藤信介
 永井聡
 真田敦
出演:
 中村獅童 (山田賢太郎)
 小西真奈美 (香織)
 天海祐希 (美春)
 川平慈英 (正夫)
 佐藤隆太 (克彦)
 乙葉 (知美)
 田中要次 (丸山健太郎)
 清水美那 (看護婦)
 松岡璃奈子 (看護婦)
 宮崎あおい (美香)

公開時はまだ犬を飼い始める前でしたが、今ではすでに家に仔犬ゆにが居る状態。
映画を観てみると、犬を飼ってみないと分からないようなネタも多くあって、タイミング的には今で丁度良かったのかなという感じでした。

ジェイ・カビラと天海祐希のミュージカルネタでは笑わせてもらったし、バウリンガルのショートエピソードも大ウケしました。
アニメも良かったんだけど、後編のあの設定は良いんかいってヒヤヒヤ。

最後の「ねぇ、マリモ」のエピソードでは不覚にも泣かされてしまいました。
ぬおぉぉぉ…ウチのゆにともいつかお別れする日が来るのは分かってるんですが、来て欲しくないよ。

メインの中村獅童とポチのストーリですが、自分もちょっと近い体験をしています。

子供の頃、チロという雑種の小型犬を飼ってました。
そのチロが老犬になってからある日、居なくなってしまいました。
親は「逃げたみたい」と言ってたんですが、きっと自分を悲しませないために死んだ事を隠そうとしたのだと思っていました。
しかしオトナになってから親に訊くと、本当に居なくなっていたそうです。
死期が近づいたから姿を消したのかな? と勝手に納得してたんですが、あるとき家の近所を歩いているときにそのチロを見たのです。
老犬だったチロが居なくなってから10年も経っていたので、絶対にチロであるはずはないんですが、どう見てもチロに見えました。
それも居なくなったときと同じ外見で。

チロ(?)は他の数頭の野良犬と一緒にテテテテッと小走りしてたんですが、思わず「チロッ!」と呼びかけてしまいました。
するとそのチロ(?)が止まって振り返ったのです。
やっぱりチロなのか? と思って近づいて撫でてみました。
どう見てもチロに見えるんだけど、生きているハズがないし、でもチロって呼ばれて振り返ったように見えるし、野良犬のようだけど自分に触られることに抵抗が無いみたいだし…?

自分とチロ(?)の様子をどう思ったのか、他の野良犬たちは少し離れたところで遠巻きに見ている感じでした。
しばらく撫でていたんですが、チロだと確信することができず(ありえないし)、お別れを言うと離れて行きました。
チロ(?)は仲間達とまたテテテテッと小走りに去って行きました。
それ以来、二度とその犬には出会っていません。
あれはチロだったのか、それともチロの子供だったのか? いまだに謎です。