2019年、初めての一家の晩餐。それはこの風呂敷に。
去年もそうして・・・美味しかったので、また、セブンイレブンのおせち、買っちまったぜ。
今年のはね、加賀屋監修おせち二段重。
能登半島は和倉温泉の加賀屋さんは、明治から100年以上の歴史を誇る、加賀の老舗旅館。
長年、料理でもてなしてきた宇小藤雄総料理長が監修したと。作った訳ではないよ。
さあ、これが加賀屋監修のおせちだよ。3人で争奪してゆきまする・・・・。
その前に、『待て』。指令を出す。写真撮影を存分に、気の済むまでやりきって『いただきます!』。
いや、厳密には”いただきます”は言ってなかったか、『乾杯』かな。
日本酒1本、ワインを2本空けたのだが・・・・ドリンク写真完全失念。ま。おせち記事ですから。
まず、壱の重。
・紅白蒲鉾
・栗きんとん(五郎島金時使用)
・煮物(筍、椎茸、人参、こんにゃく、絹さや、のどぐろ入りしんじょう、手毬麩、結び麩)
・たたきごぼう
・ごま入り田作り
・鮑うま煮
・棒だら
・有頭海老の艶煮
・伊達巻
・丹波篠山産黒豆(金箔付)・・・・あ、金箔降るの忘れてた。
結び麩を一番に食べたわ。早い者勝ち。海老だなんて、2尾剥いたけどね。頭だけ食べた。
その海老は、曲がった腰が『長生き』、飛び出た目が『めでたさ』を。
脱皮する姿が『新たな生まれ変わり』を意味する、縁起物のの王様。
鮑がおせちに入ってるなどと、実家時代のおせちにも、専業主婦時代に作ったおせちにも、無い、
今の時代のおせちの主役ではないのか?って、贅沢やな~~~。
紅白の蒲鉾は、紅は『めでたさ』を、白は『神聖さ』を表してるそうな。神聖・・・ってのは初耳だな。
黒豆は、”まめ”に、丈夫・健康って意味で、病気や怪我をせずまめに働けます様にって、願いを込めて。
伊達巻はね。 江戸のお洒落な若者(伊達者)の着物柄に似ていたから伊達巻・・・なんだそうな。
巻物のような形の伊達巻、学業成就を願って食べたって。マジですか?初耳にも程がある。
学業アップに伊達巻・・・・・・。う~ん、甘いしね。疲れた頭を癒すかも。
黄金色の栗きんとんは、金塊や小判などの財宝に例えられ、金運と勝負運のアップ呼ぶと。
黄金色の輝きが、金運上昇の縁起物として親しまれた・・・・って、娘っこ達取り合ってたから。
金運アップを狙ってるのか・・・いやいや、昔から栗きんとん好きだったようですさ。
甘いの食べながら、お酒飲んでるの・・・。
そして、弐の重ですさ。
・真鯛おから焼き
・若桃の甘露煮
・白海老炒り煮
・のどぐろ酢漬け
・能登豚の角煮
・蒸しズワイガニ爪
・紅白なます
・鹿児島県産ぶりの珠洲塩焼き
・花餅手まり
・三陸産いくら醤油漬け
・大根寿し
・にしんのいしる焼き
・数の子
・帆立貝柱燻製(いしる使用)
・蛍いか沖漬け
北陸おせちならではの、白海老!は、富山湾産なのだけど、甘辛く味付け。海老の味が・・・。
能登豚の角煮なんぞ、食べてないけど・・・次女がじたばたと、電子レンジでチンしてたの、これかも。
むっちゃふっくら~ってして美味しい!って絶賛してたね、食べてないけど。
ぶりの珠洲塩焼き。珠洲(すず)塩は能登半島の塩なのだお。
能登半島沖の日本海は、暖流と寒流が混ざり合うポイントで、プランクトンが多く、
種類豊富なミネラルが含まれる。そんな海水で造られた塩が珠洲塩。
そんな素敵な塩。なのだけど、む~っちゃしょっぱくって、塩抜きしちゃいましたが。
玉のように元気な子を願う、沢山の玉子で子宝を。
いくらは子孫繁栄を祈って食べられる・・・って、昔はいくら、無かったよね!
子宝や子孫繁栄は数の子でしょう。いくらと数の子、ダブルで子宝を呼んでいる・・・・が、
私の健在なうちに、孫に会えるのかしら・・・・・・。考えるのはよそう。
懐かしい”大根すし”。
大根寿しは石川県の郷土料理。2年間だけ石川県民で主婦をしていたので、作ったのだよ。
これは鰤。大根寿しは、大根に鰤や鯖やニシンを挟んで、米麹で漬け込んだもの。
私が作ったのは、大根に鯖、かぶらに鰤。ああ、どんな魔法を使っていたのだろう。
想いを馳せていたら、娘っこ達が、お餅を焼きにキッチンへ・・・・。
そんな平成最後の家族の大新年会は、真夜中にそれぞれ寝落ちして、御開きとなりましたとさ。
縁起物のおせちの福をいっぱい貰って、母娘みんな元気に一年、過ごせますように。
セブンイレブンの店長さん、監修してくれたっていう、加賀屋の総料理長さん、お世話になりました。