なかなか起きない娘っこを置いて、一足先に、阪急宝塚駅へやってきた。
そして、生目玉焼きの朝ご飯を頂いて、花の道を思う存分満喫して・・。
いつもなら、ここで瓶ビールなんて飲みながら文庫本を読みつつ、娘っこを待つのだけど、
この日、7月10日、知ってる人は知っている。兵庫県は土日の酒類提供禁止さ。
ソファーに陣取り、読んでいたのは『戦の国』。戦国時代のお話なのだけど、
作家さんによって、全然捉え方とか表現が違ってるのが、面白くって仕方ない。
そうこうしてたら、お寝坊さん娘っこ着。大劇場の建物1階、正面入って右側、
フルールで、スイーツさ。でへへへへ。
コロナ前は、この、その時の公演の演目に因んだ、宝塚ホテルのパティシエさん考案の、
公演デザートなんだ。近頃はずっとカップデザートなので、食べやすい。
その時の公演に因んだ。この日は宙組さんの本公演なのであった。
2本立てだよ。まぁ、なんていう美しい事!。
Musical 『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』。
シャーロックって、探偵さん。何をどうしたって知らないけれど、探偵さんだ。
19世紀末のイギリスの小説家、コナン・ドイルが生み出した不滅のヒーロー。
おお、コナン君!そうじゃなくって、シャーロック・ホームズの舞台、
イギリスのスイーツをイメージしたカップデザートがこちら。その名は『トライフル』。
トライフルはイギリスの言葉では「つまらないもの」。
その、つまらないものを何層にも重ねたもの。カスタードにスポンジケーキ、
フルーツやプリン。全然、つまらなくはないものが何層にもなったら、何回でも楽しめる。
そして、2幕のショーは、タカラヅカ・スペキュタクラー。
『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』。その名は『ココフランボワーズ』。
ショーの舞台フランス・パリをイメージしたカップデザート。
ココナッムースの上にフランボワーズジュレを流しました。
うんうん、このDélicieuxって、いつの世も人々を魅了する”スウィーツ”をテーマにした
絢爛華麗なパリ・レビュー。可愛くって良かったよ。
そんな事など知るのは後の話で。巴里っぽい色彩ねって思ったわ。
美味しかったみたいだ。いつもなら、ここでキリンラガーなんて呑んでるから、
良い感じで美味しかった公演デザートが、もう美味しかったから一口で良いや(笑顔)。
何か素で甘いものが辛くなってきてる。これは・・・ただの嗜好なのか年齢なのか?
ただ、珈琲が煮詰まってて、甘いの吹き飛ばしてくれて美味しかったわ。
宙組さ、観たかったのだ。ただただ、どうしようか迷って迷って。
月組さんも見送ってしまったし。ギリギリ、阪急交通社さんの貸切公演に入った次第。
でへ。ランチ付きのチケットなんだ。ランチ迷子になる心配は皆無。
とってもお世話になってるよ、阪急交通社。
今はご無沙汰だけど、もっともっと平和が帰ってきたら、バスツアーだって行くさ。待ってて。
真剣な話、このカップデザートね、とっても美味しかったらしい。
娘っこがそう言っている。間違いない。宝塚ホテルのパティシエさんがぁ・・・だからさ。
これはチケット無くっても誰でも利用できるとこ。宝塚散歩時に、デザートやら
ちょっとした軽食やらも頂けるので、良かったらどうぞ。どうも。ご馳走様でした。
カフェテリア フルール
兵庫県宝塚市栄町1-1-57 宝塚大劇場1F