兵庫県宝塚市の『花のみち』は、阪急宝塚駅から宝塚大劇場へと結ぶ、段葛型道路で、
1924年の宝塚大劇場開場により造成された道路。
宝塚大劇場へと続く花道っていう意味がある。その宝塚と言えば『すみれの花~咲くころ~っ』っていう、
その名も『すみれの花咲く頃』っていうお歌。宝塚市の花にもなってる菫(すみれ)。花の道にもあちこちに。
いつもこの看板(?)を見ていたのだけど。きっとこの看板の前に、すみれが植えてあるのだろうと。
しかし!いつ通れども、このイラストの様な花を見た事が無く、そろそろ春。
『春すみれ咲き 春を告げる・・・・』から歌いだす、”すみれの花咲く頃”は、
宝塚歌劇団の演出家、宝塚歌劇団元理事長、宝塚レビューを形成した第一人者であり、
レビューの王様と謳われた、故白井鐵造先生の作品。
長々と書いたけど、すみれの花は春に咲くのだ。3月なのか?4月なのか?って、この日は寒い!
・・・と、小林一三先生像の下、大劇場の正面玄関前、なんてこた~ない。咲いてる!!
そうそうそう。この花だわ。看板のイラスト通り!。と、ここで感激のあまり、
しゃがみこんで何枚、春すみれを激写したかしら。菫色。これね、これが本物の菫色。
そして、葉っぱがシャキッと細長くって気高くって。なんて素敵な花。
『すみれの花咲く頃 はじめて君を知りぬ』~・・・・って、歌詞を全文書きたくって、
ウズウズしてるのだけど、勝手に載せたら、あかん気がするので興味がある方はネットで調べて。
大喜びで大劇場前を通過して、更に花の道を進んでゆくと・・・。え!?
あれ?こんなんあったっけ?咲いて無くって気が付かなかったのかしら?
そこには、白井先生生誕の、静岡県浜松市のすみれが、これでもか!まいったか!?位、植えられていて、
わっさわさと、所狭しと咲いてるの。なんだなんだ?どうしたこっちゃ。
でも・・・・。ちょっと待って。ちょちょちょっと待って。
宝塚のすみれと、浜松のすみれ、かなり違うような気がするのだ。だってこの花は可愛い!ってタイプ。
花の色・・は、光の当たり具合も有るでしょうけど、でも違う。葉っぱの形は決定的に違うし、
その立ち姿が何より、全く違うではないか。
だって、宝塚市のマンホールのすみれは、確かに宝塚すみれだ。葉っぱが長いもん。
しかも、(今年から?)変わった、大劇場の改札入ったとこの絨毯の柄。
ええ、この柄に変わる前は薔薇だったのだけど、確かに今は、宝塚すみれ!
それでは、”すみれの花咲く頃”は、白井先生が浜松すみれを想って作ったのかしら?
と、夜明け前に何してるのかしら?って我ながら思いつつ、”すみれの花咲く頃”をさくっと調べましたら、
1930年『パリゼット』っていう作品の主題歌。
どうやら、パリを訪れていた白井先生、『白いリラの咲く頃』を含むパリの流行歌を収集し、持ち帰ったと。
・・・そなの?何だか、話がどんどんややこしくなってくので。
美人のすみれと可愛いすみれ、咲く頃は一緒だから、ま、どっちでもいいか。
そんなこんなで、気付けばすっかり冷えてしまい、
そうだそうだ。再び、大劇場前を通過して、ソリオ宝塚へ戻りましたのこ。
冷えた体を温めに。
宝塚牛乳のホットミルク。 『お砂糖は入れますか?』『いえ、お砂糖無しで』。
ただ温めただけなのに、それはとっても温かくって甘いの。
牛の飼料・水は勿論、土壌・環境までこだわった牧場で育った牛の牛乳は、
無添加・無調整の本物の生きた味。
その味は、温かいクリームを飲んでるよな、優しい自然の甘み。
お土産に、牛のクッキーを買い求め、
ゆっくりはふはふ味わって。また、来ますね。さあ、いい加減に大劇場へ行きましょう。
と~っても美味しかったです。ご馳走様でした。
たからづか牛乳 ソリオ宝塚店
兵庫県宝塚市栄町2-1-1 ソリオ宝塚
TEL 0797-84-0590
営業時間 9:00~20:00