岐阜県恵那市というところ。
恵那には見どころ満載のスポットがかなりあって、何処をいっとくか難しいところ。
・・・ですよね!?恵那市観光協会さん!!
だのに、往路の予定時間が4時間オーバー。お宿周辺散策のみになりました。
恵那峡めぐりの遊覧船から、長い坂道を上がって行きます。どうしてもここ、見ておきたかったの。
国の天然記念物『傘岩』
これね。有り得ない形してるけど、天然で自然に出来た岩なのだ。
この岩、黒雲母花崗岩で出来てるらしい。
風化風蝕によってけずられ、その一部が傘の形の奇岩として残ったもの。
エリンギにも見える。人の顔にも見えるし、その場合、細い首からの流れが色っぽい。
元々、どんな形だったのか、何で風化風蝕って分かったのか知らんけど。
他の説もあって、すぐそばを流れる木曽川の水位がここまで有ったからってのもある。
かなり、坂道上がってきたのだけど。
はい、後姿。うなじ部分だよ。色んな角度から撮っておかなくては。
だってね、この天然記念物はいつ倒れてもおかしくは無いものなのだ。
平成20年の国の専門機関調査の結果、『風化を食い止める薬剤注入や、柱を入れるなどの措置は
天然記念物として相応しくない。』との事。 自然に出来た絶妙な造形を自然なまま見守ると。
これはヤバい。いつなんどき、倒壊してしまうか分からないではないか。
高さ4.3メートル、頂部の周囲10.2メートル。細くくびれた部分の周囲2.3メートル、基部の周囲5.1メートル。
恵那市では、必要に応じて調査などを行い、現在の状態が維持できる方法を検討していくと。
頑張れ、恵那市
さあ、もう少し、恵那峡周辺を徒歩で散策しますよ。