岐阜県恵那市大井町の恵那峡は、木曽川を堰き止めて造られた人造湖で、
天下の名勝として大正12年(1923年)地理学者・志賀重昴(しがしげたか)氏に名付けられた渓谷。
ほら、あそこから乗るのよ。渓谷に来たならば、やはり地上から眺めるだけでなく、
向こう側からの景観を楽しまなくては。
この日の渋滞具合は、渋滞情報に精通してるはずの旅行会社のバスツアーでさえ、
予定より1時間半の延着だとか。団体さんが乗り込んでいった後の乗り場に、2番目に到着。
恵那峡めぐりの遊覧船に乗ったのだ。
木曽川を堰き止めて出来た湖を基点に、上流12kmに及ぶ渓谷美を誇る中部日本の代表的な景勝地。
自然に仕上がった岩は、その風貌から鳥帽子岩、軍艦岩、虚無僧岩、金床岩、獅子岩、
将軍岩、蛙岩、双子岩、屏風岩、・・・・等々。
この地を訪れた戸塚文子(とつかあやこ・大正2年~平成9年。昭和・平成期の旅行評論家で随筆家。
現・日本交通社発行の雑誌『旅』の編集長も務めてらした方)は、『いかにも名づけ得て妙』と、
恵那峡の優れた山水の美を賞賛されたとの事です。
2番目だったから、いっちゃん前に座れたよ。運転席がカッコいい。
は~しれ、走れ~、いすずの~~~~・・・・・遊覧船。
そして30分の船の旅。運転手さんのがね、超カッコいいんだ。後姿しか見てないけどね。
船内放送の説明と、運転手さん(船長さんか?)の、急に補足するからびっくりするのと、
彼の、時々、こっちの岩だよ的な、キレの良い手の案内に、あたふた・・・・・
恵那峡大橋手前、右手の岩。恵那峡めぐりリーフレットによると、軍艦岩の位置なのだが、
写真では反対方向で、岩が写ってないやん。かなりグレーだ。分からない。
これはきっとそう、これは獅子岩。
恵那峡大橋の下を潜ってからの岩だから獅子岩に間違いない。
もう、座ってられない位にウキウキ・・・実は、岩が好き。渓谷なんて大好物。
島国日本の大自然の中でたまたま出来上がった自然のアート、自然が成し得た芸術だと思うのだ。
屏風岩。凄い!って、もう叫びたくなるわ。
画像が・・・ちょっと頼りないのは、ガラス越しに撮ってるの。
かなりの枚数撮ってても、お馬鹿なデジカメじゃあ、ちょっと斜めを向けたら船内のものが写り込む。
品の字岩。漢字の『品』って字に似てるから。
誰かが積み上げた訳じゃなく、こんな風に。何がどうで、どういった訳で積みあがったのは分からない。
不思議な自然の美がここにある。
いっぱい、岩写真撮ったのだけどね。だめ。(スマホの方が美しく撮れてたよ)
所々紅葉。1割紅葉加減。たまに、紅いのが入るととっても美しいわ。これからですね、恵那峡。
船に乗るまで、汗出るほどに天気良かったんです。
船に乗った辺りから、お空に薄い雲がさ~~~~っと張ってしまった。
お馬鹿デジカメだから。青空だったならば、もっと美しいのが撮れたのだ!!ってカメラのせいにして。
肉眼ではこの10倍も20倍も美しく、感激の30分の遊覧でした。紅葉シーズン、かなりおススメです
恵那峡遊覧船
岐阜県恵那市大井町奥戸2709-104
TEL 0573-25-4800