![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/f9/f4a381e88667cbb989d608dd7eb7893b.jpg?1714910248)
前回チョロッと紹介していますが、作業が進んでアウトラインを変えています。
主な変化はブレードの背中のアウトライン。
スタンダードを意識したラインから、本来のスタイルに変更・・・というより戻しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/1e/a27dd5d09e1a1ca61324d2af7599a05c.jpg?1714910642)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/86/a7f91644ce7f9480c30b64a96bc9a755.jpg?1714910642)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/86/4c9db7590e0c81fa8632a052dbe9a25d.jpg?1714910677)
オーダーモデルとしての本来のスタイルはプロトタイプのコピー。
変更点はブレード背側の凹み部分で、これが本来のスタイルとなります。
多少違うのは、もう少しスマートにしようと思いまして・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/27/3941c3db60b32a0c9ed0ea5f99a73f22.jpg?1714911210)
ハンドルは長くするのが前提でデザインしました。
長くした製作中の方が、今後の指標となるスタイルです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/47/ffa670383dd2c77a1962f158480e99a6.jpg?1714911347)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/1b/33fb22500983ead19d6223ac4f4b0527.jpg?1714911347)
長さの違いはこんな感じ。
長くした理由として
⚫手の大きさへの対応
⚫後方を握って遠心力を使って叩きやすく
⚫重心バランスの適正化・・・私の基準
が挙げられます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/62/7d73b46df6e31fa019dc3dc0dbd258d2.jpg?1714911741)
ハンドル尻デザインも変更。
よりスタイリッシュにするのが狙いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/46/7cba44375118aad3a0c4dd8f9fd8dc90.jpg?1714911905)
という事で、オーダーモデルCSL-CUSTOMの進捗状況でした。
デザイン的に、まだ試したいスタイルがあるので、ショウ毎ごとでも作れればいいのですが・・・
このように私が想定していない使い方も、使い手次第で工夫出来るのも、単純な道具であるナイフの利点ですね。
私がスタンダードなスタイルにこだわるのは、こういう場合があるからです。
まだまだ奥が深い。
特に、膝を当てて、峰を押しながら削る作業に関しては特に納得がいきます。ここが鋭角だと、膝を当てて押す際に痛くてたまらないでしょうし、このくぼみが切っ先付近にあると、今度は膝で押すのが難しくなりますね。
もしも、肩ほどの高さのものを押し切る際は、ここに片方の手を当てて、押し込むように切ってもいいですね。私は今のところ狩猟をするあてはありませんが、獣を解体する際、胸骨割といって、あばら骨を中央で押し切るそうですが、その際、ここに手を置いて押し切ると具合がよさそうです。
小さいくぼみそのものには特に意味はは無く、デザイン処理的なモノです。
ヒルトの名残り的なデザインともとれますが、どちらかというとハンドル側の角が
⚫ブレードとハンドルの境界線インヂケーター
という役割を持たせています。
基本的に盛り上がっているようにデザインしているので
⚫角に親指を当てて、左右にコントロールする出っ張り
という事も考えています。
この2点が大小くぼみ共通の機能点デザインとしました。
さらに、今回のような大きいアールは
⚫WSKよろしく、峰のアールをスネに当ててブレードを安定させ、フェザースティックを作る
という機能も狙っています。
この場合は枝の方を引いて切るという事になります。
必要かどうかはその時の場合によるかと思いますが、上記のような機能を考えました。
バトニングの際にここを叩く、というのであれば、叩く位置が手元の方に寄りすぎていると思いますし、ここでメタルマッチ等を擦るというのであれば、峰が丸く研がれていますし、コーティングがされているため、ストライカーにも向かないと思うのです。
なにかしら独自の工夫が盛られていると思いますので、知りたいです。