お花大好き

四季折々のお花や風景は、心を和ませ
優しい気持ちにさせてくれます
楽しい花散歩や風景記録を綴って行きます。

散歩道の花たち

2017-06-28 | 

都合により車の運転を卒業することにして あれこれ雑用に明け暮れしていました。
友人の紹介で買い取っていただく業者が決まり、丁寧に相談にのっていただき 手放すことにしました。

比較的綺麗に乗っていたので、業者さんもびっくりされていました。
近いうちに免許証の自主返納に行く予定ですが、ちょっぴり寂しいです・・・
事故を起こさないうちに車生活を終えられて良かった! と思った方がいいですね~

早速お散歩へ

県立保土谷公園まで徒歩15分 歩くことの楽しみもあります   
 
1) 合歓の木 (ねむのき) 
花は化粧用の刷毛(はけ)に似ていて、オジギソウの葉は触ると閉じますが
ねむのきの葉は触っただけでは閉じなく、夜になるとゆっくりと閉じ 
まるで眠るようなので「眠りの木」が しだいに「ねむの木」に変化したそうです。
 

2) 大木の合歓の木
沢山の花を咲かせ ふわふわとした毛のような姿が印象的です。


3) 望遠レンズを目いっぱいのばしてみると 種になる前でしょうか?


4) この実は?
分かりますよね~辛夷の実です。
袋の中に入っている でこぼこの実の形が握りこぶしに似ているところから名付けられた花名


5) 幼い 辛夷の実
うっすらとピンク色が素敵です 少し前まで花をつけていましたのに・・・


6) クリナム・ポウエリーアルバ
ボリューム満点の大型球根植物 はまゆうの仲間で、百合に似た漏斗状の白い花でした
ピンク色もあります


7) ヒメヒオウギズイセン(モントブレチア)  アヤメ科 ヒメトウショウブ属
細長い剣状の葉が群生し、夏に色鮮やかな花が穂になって咲き 
野生化したのかよく見かけます。


1時間程度の散歩でしたが。季節の移ろいが楽しめ、色あせかけた紫陽花も頑張っていました。
鬱陶しい梅雨もあと少し・・・軒下のツバメの雛に癒されているこの頃です。
見ていただき有り難うございました。



熱海の初夏を告げる花

2017-06-22 | ちょっとお出掛け

6月16日 熱海へ行った時の「 ジャカランダ 」です。
熱海の初夏を告げる花 「ジャカランダフェスティバル2017」が開催されていました
JR熱海駅から徒歩15分程度 青い空に南国らしいヤシの樹とサザンビーチが見えてくるお宮緑地
まだ幼い樹にも薄紫色の花がたくさん咲いていました。

咲くか、咲かないか、その年になってみないと分からない。ちょっと気まぐれなジャカランダ
1990年に熱海市の国際姉妹都市、ポルトガルの力スカイス市から贈られた2本が、
いまでは100本以上になり、常夏の熱帯地域を中心に分布する世界三大花木は
「熱海の初夏を告げる花」となっています。

1) お宮緑地入口のジャカランダ


2) 青空にそびえるジャカランダ


3) 垂れ下がった大きな房


4) 花をアップで見てみる


5) お宮の松 (右のほうに寛一お宮の像が見えます)


6) 紫陽花と寛一お宮の像

この像は、明治時代の新聞連載小説 尾崎紅葉著の「金色夜叉」の主人公の寛一とお宮の
切ない別れを再現したもので、
決して「暴力を肯定したり、助長するものではない」と書かれた碑がありました。

7) サザンビーチから熱海城も見えました


8) 親水公園へ向かう途中 ホテル前のジャカランダ
親水公園のジャカランダは大木で、見ごたえがあります


9) 大通りのジャカランダ


10) 一番大きなジャカランダだと思いました
プロカメラマンとモデルさんがいて、ジャカランダを背景に撮影をしていました


「花が頭に落ちるとしあわせが訪れる」といわれるジャカランダ
花は、頭の上に落ちてこなくて残念! とは言え落ちないほうが長く楽しめますね。
一週間も眠らせていました 沢山見てくださってありがとうございます。



鎌倉散策

2017-06-17 | 散策

パソコングループの方たちとの交流会で鎌倉を散策してきました。
紫陽花の季節とあって、平日なのに混雑は想像以上
北鎌倉集合~明月院~浄智寺~東慶寺~昼食~収玄寺~光則寺~長谷寺と
欲張り計画でした。

【 明月院 】
明月院は、「あじさい寺」と呼ばれ梅雨の季節には 紫陽花が咲き、
鎌倉石が敷き詰められた美しい 参道から入ります。
1) 明月院入口


2)明月院の紫陽花は、小ぶりな姫あじさいで 明月院ブルーと言われます


3) 悟りの窓(丸窓)
参道を通り、本堂の丸窓(悟りの窓)から後庭園の花菖蒲が楽しめます。
悟りの窓(丸窓)撮影スポットの長蛇の列に並び、後庭園を見ましたが、花菖蒲は見えず・・・

丸窓は悟りや真理、大宇宙などを円形で表現し「悟りの窓」と呼ばれています。
後庭園へは混雑のため全員パスしました。

4) 花想い地蔵
開山堂前の「花想い地蔵」は、いつも季節の花を抱えて迎えてくれます


【 浄智寺 】
臨済宗円覚寺派に属するお寺 鎌倉五山第4位。山号を金宝山(きんぽうざん)と言います。

5) 浄智寺総門
総門には「寶所在近」の額が掲げられていて
「宝のある所は近くにある」ということのようですが、「宝所」とは悟りの世界の彼岸のこと。
彼岸はそう遠いところにあるものではなく、立派な僧侶になるための努力をしなさい」という意味だそうです。

門をくぐり、苔の石段を上がって行くと、鎌倉でも珍しい中国風の山門(鐘楼門)が見えました。

6) 布袋尊
「お宝はあちら」 と指をさしています。指さす方向を見てみるが ? ?
訪れた方がお腹を撫でるので黒光りしていて 「私 腹黒です」と言っているようでした。


【 東慶寺 】
花の寺として知られ、男子禁制の尼寺で、駆け込み寺とか縁切り寺として
女性を助けた覚山尼が開山したお寺
覚山尼は鎌倉幕府の第8代執権・北条時宗の夫人

7) 東慶寺山門
大人が2人通れるほどの門が、ちんまりと佇み、石段は女性たちを守る砦としての風格さえ感じます。


この時期には花菖蒲、いわたばこ、イワガラミ、ホタルブクロ、八重のドクダミなどが咲いています

8) いわたばこ
鎌倉の6月の花と言えば「紫陽花」が代名詞のようになっていますが、
もう一つ「いわたばこ」があり、岩肌いっぱいに紫色の星形の花が咲いています。
大好きなかわいいお花です


ここで昼食の時間になり、古民家を改造したイタリアンのお店「タケル・クインディッチ」へ
予約をしないと入れないほど人気のお店
前菜、パスタ(3種)、ピザ(3種)、デザート、コーヒーをいただきました。

写真を撮るのを忘れて おしゃべりに華が咲き、和やかな時間でした。

9) ピザ(マルゲリータ)
本格的薪窯焼きナポリピッツァ


しばし 休憩をして北鎌倉~鎌倉~江ノ電で長谷駅へ  
狭い長谷駅は人であふれていましたが、道中にある小さなお寺「収玄寺」にお参りして山野草で有名は光則寺へ

光則寺は、日蓮宗の寺院で、瑞泉寺や海蔵寺と共に鎌倉有数の花寺として知られ、
樹齢200年といわれるカイドウの古木や、200種類に及ぶヤマアジサイなど、
四季折々の花が見られます。
北条時頼の重臣・宿屋左衛門尉光則の邸内の土牢に日朗が監禁され、土牢が今も残っています。

10) 最後の撮影スポットへ
御霊神社前に紫陽花と江ノ電のコラボが撮影できる場所があります
カメラを抱え、電車がトンネルから出てくるのを待ちます。
今か 今かと身を乗り出すこと数回 ランプを灯した電車が来ましたが、一瞬の通過 


この後 長谷寺は紫陽花小径まで約1時間待ちとのことで、皆さんも疲れたらしく ここで解散
グループでの散策には、時間の制限などがありますが楽しい時間を共有できてとても楽しかったです。

駆け足の記録を見ていただきありがとうございました。



ユニークな花と実

2017-06-13 | 珍しい花

運動不足解消に「こども植物園」へ行き、薔薇園の華やかさに気を取られていたのですが
不思議な花を見つけました。

1) なんだと思いますか
裂けた花弁が不思議な姿をしています




傍に花名の札があり、イセナデシコと書かれていました。

花弁がこんがらがって咲きだし、自力では満足に咲かないので爪楊枝などで
花弁をほぐして形を整えるそうです。垂れ下がった花は、幽玄な花 
白、ピンク、赤、紅白の染め分けのような花もあるそうです。
1771年~1804年 光格天皇に献上され、京都の宝鏡寺で「御所撫子」として
保存されてきたそうです。 現在は三重県の天然記念物に指定されています。(netより参照)

見慣れた撫子とは異なり、花弁が細く垂れ下がっていたので、誰かいたずらしたのかと
思ってしまいました。

2) 貝母の実


和名:アミガサユリ ユリ科  バイモ属
先端はまきびげの釣り鐘のような花しか見たことがなかったので
この実を見た時 確か貝母が咲いていたところだと思ったのに あら 不思議~
しばらく眺めていると、散歩中の方が「バイモの実ですよ」と教えてくださいました。
花からは想像できない実でした。





山紫陽花2

2017-06-10 | お寺と花

前回にUPできなかった高幡不動尊の山紫陽花です。
高幡不動尊には、約3300株の自生の山あじさいを皮切りに全国から寄せられた約250種
にも及ぶ形も色もさまざまな山あじさい、西洋アジサイ、合計約7800株が咲き乱れます。

1) 瀬戸の夕暮れ
花名から四国産の紫陽花でしょう 詳細は不明です


2) 瀬戸のほほえみ
こちらも花名から四国産の紫陽花でしょう 装飾花は大輪の円弁で先端が窪み、中心に青みを差す
自然のヤマアジサイとしてはめずらしい花色ですね


3) 瀬戸の潮風
1弁だけ大きく、天使が飛んでいるように見えます


4) 土佐美鈴
女性らしい優しく、希少な紫陽花


5) しちだんか
和名の由来は、萼片が七段に重なるというところからきているそうです
江戸時代に栽培され、シーボルトの「日本植物誌」でも紹介されていますが、
幻の花となっていたそうです(netより)


6) 秋篠てまり
秋篠宮殿下の婚礼の日(1990/06/29)に発見されたそうです
ガクの尖った形のてまり咲きあじさいで、ヤマアジサイには見えないほどでした


7) 深山八重紫
ガク咲きの八重咲き花で、大輪丸弁八重咲きの装飾花と両性花のバランスの良い綺麗な品種


8) 津江てまり         9) ラディアータ
津江てまり ラディアータ 
【 津江てまり 】:大分県津江産のヤマアジサイ、
           装飾花のガク片に不鮮明な白い絞りが入る独特の雰囲気
【 ラディアータ 】:資料が見つかりません。カタカナの花名なので、外国産かもしれません

10) 剣の舞 (別名:剣山八重)
徳島県剣山系産の八重咲きのヤマアジサイ  花色は薄青色でガク片は細いへら弁


11) アナベル (和名:アメリカノリノキ)
北アメリカ東部原産のアジサイの仲間、園芸品種の‘アナベル’は、装飾花が多く手まり状になる


12) 不動堂と五重塔

五重塔は、平安時代の初期の様式で建てられた美しい塔 高さ40m 総高45m

沢山の紫陽花を見ていただき、有り難うございました。
花名は、植栽された地方の名前がついたものが多いように思いました。
そろそろ「ガクアジサイ」が咲くころですが 梅雨入りして色の変化も楽しめそうです。
雨の似合う花ですね