本日、NHKのテレビ入りの予算委員会で質問に立ちました。復興関係の集中審議です。
私が取り上げたのは、住宅の再建とまちづくりを急ぐことが最優先課題であるが、このためには、土地利用、事業制度、事業用地の確保のために規制のあり方を見直すべきことです。平時の規制のあり方で、既存の制度の流用、小手先の改善で対応することに限界が出ています。自治体のマンパワー不足も大変なものです。一方、被災地は野原のままで、何も変わらないという批判もありますし、被災者の方は、長引く仮設住宅暮らしで疲れています。ご老人からは、「このままではやりきれない。終の棲家に移ってから死にたい。」という声もあります。心が痛みます。だから、規制のあり方を見直すべきなのです。具体的には、すぐにも運用でできる土地収用の事業認定の要件の割り切り、説明会の開催の簡素化(他の説明会と兼ねて行うことで負担を軽減)を提言しました。また、不在財産管理制度の複雑さを指摘して、市町村が所有者不明土地を管理し、一定の権利保全措置をした上で処分できるようにすべきことを提言しました。私自身は、国交省の土地収用管理室や土地局土地利用調整課にいたこともあり、この分野ではプロ中のプロのつもりです。単に規制緩和しろ、というのではなく、具体的な議論をしようと心がけました。復興大臣の答弁は、まともに答えきれないものでした。
また、JR山田線の線路復旧の結論を出すべき時期、復興交付金での支援の検討の方向性について質問しました。国交大臣の答弁は、前向きな感じがするものの、記者に言っているのに比べ、慎重な言いぶりだったので、やや不満が残りました。さらに、復興交付金を柔軟にして自由に使える余地を多くしたとのことだったので、本当にそうか追究しました。これまでは、復興交付金の効果促進事業は、ポジティブリストといって、この内容にしか使えないよ、と事前に復興庁がリストを示して、事前チェックをしていたのです。これは問題であり、私は、11月の国交委員会、2月の本会議で指摘して、これがポジティブリスト廃止のきっかけとなったのですが、実は、ポジティブリストは廃止するものの、引き続き例示として作成して、自治体からの内訳書を提示させて、修正の有無を霞ヶ関の役所が自治体に伝える、という運用をするということが明らかとなりました。これでは、従来とやり方が変わりません。看板に偽りありです。
ただし、時間不足で、野党らしい追求が不足気味になり、不完全燃焼でした。もっと論点を絞っても良かったかもしれません。私の秘書は、「もっと厳しく追及しても良かったですね。」と言っていましたが、電話をもらった支持者からは、「大変良かった。内容があった。」という人、「復興に関することただから、政局っぽくやるべきではなく、あのような言い方で良かった。」という人、「時間があればもっと言質を取るようなやりとりをすれば良かった。」という人、様々でした。3月18日の月曜日には、再び予算委員会で質問に立ちます。今話題のTPPの集中審議です。TPP交渉参加反対で一貫している我が党としては、交渉参加表明する安倍政権とは相容れません。今度は、野党色むき出しでがんがんと反対論で押しまくるつもりです。テレビ中継ありです。またまた是非ともご覧下さい(質問をいっぱいやらせてもらえるのはありがたいですし、政策担当でもあり、今度は、小沢代表から、我が党の憲法改正の考え方を整理し、条文化するようにという指示を受けたところでもあり、ややオーバーワーク気味です。信頼いただいてやりがいはあるのですが。このブログは、午後10時に議員会館に一人残り書いています。役所時代と変わりませんね。)。
それにしても、今日質問に立ったほとんどの人が、仮設住宅で不便に耐えておられる方や被災者に対するお見舞いや亡くなられた方に対する哀悼の言葉を述べていないのが、個人的に気になりました。2年たつ節目の時期なのに。こういうところにも、震災の風化が現れていると言ったら、国会議員に酷でしょうか。
私が取り上げたのは、住宅の再建とまちづくりを急ぐことが最優先課題であるが、このためには、土地利用、事業制度、事業用地の確保のために規制のあり方を見直すべきことです。平時の規制のあり方で、既存の制度の流用、小手先の改善で対応することに限界が出ています。自治体のマンパワー不足も大変なものです。一方、被災地は野原のままで、何も変わらないという批判もありますし、被災者の方は、長引く仮設住宅暮らしで疲れています。ご老人からは、「このままではやりきれない。終の棲家に移ってから死にたい。」という声もあります。心が痛みます。だから、規制のあり方を見直すべきなのです。具体的には、すぐにも運用でできる土地収用の事業認定の要件の割り切り、説明会の開催の簡素化(他の説明会と兼ねて行うことで負担を軽減)を提言しました。また、不在財産管理制度の複雑さを指摘して、市町村が所有者不明土地を管理し、一定の権利保全措置をした上で処分できるようにすべきことを提言しました。私自身は、国交省の土地収用管理室や土地局土地利用調整課にいたこともあり、この分野ではプロ中のプロのつもりです。単に規制緩和しろ、というのではなく、具体的な議論をしようと心がけました。復興大臣の答弁は、まともに答えきれないものでした。
また、JR山田線の線路復旧の結論を出すべき時期、復興交付金での支援の検討の方向性について質問しました。国交大臣の答弁は、前向きな感じがするものの、記者に言っているのに比べ、慎重な言いぶりだったので、やや不満が残りました。さらに、復興交付金を柔軟にして自由に使える余地を多くしたとのことだったので、本当にそうか追究しました。これまでは、復興交付金の効果促進事業は、ポジティブリストといって、この内容にしか使えないよ、と事前に復興庁がリストを示して、事前チェックをしていたのです。これは問題であり、私は、11月の国交委員会、2月の本会議で指摘して、これがポジティブリスト廃止のきっかけとなったのですが、実は、ポジティブリストは廃止するものの、引き続き例示として作成して、自治体からの内訳書を提示させて、修正の有無を霞ヶ関の役所が自治体に伝える、という運用をするということが明らかとなりました。これでは、従来とやり方が変わりません。看板に偽りありです。
ただし、時間不足で、野党らしい追求が不足気味になり、不完全燃焼でした。もっと論点を絞っても良かったかもしれません。私の秘書は、「もっと厳しく追及しても良かったですね。」と言っていましたが、電話をもらった支持者からは、「大変良かった。内容があった。」という人、「復興に関することただから、政局っぽくやるべきではなく、あのような言い方で良かった。」という人、「時間があればもっと言質を取るようなやりとりをすれば良かった。」という人、様々でした。3月18日の月曜日には、再び予算委員会で質問に立ちます。今話題のTPPの集中審議です。TPP交渉参加反対で一貫している我が党としては、交渉参加表明する安倍政権とは相容れません。今度は、野党色むき出しでがんがんと反対論で押しまくるつもりです。テレビ中継ありです。またまた是非ともご覧下さい(質問をいっぱいやらせてもらえるのはありがたいですし、政策担当でもあり、今度は、小沢代表から、我が党の憲法改正の考え方を整理し、条文化するようにという指示を受けたところでもあり、ややオーバーワーク気味です。信頼いただいてやりがいはあるのですが。このブログは、午後10時に議員会館に一人残り書いています。役所時代と変わりませんね。)。
それにしても、今日質問に立ったほとんどの人が、仮設住宅で不便に耐えておられる方や被災者に対するお見舞いや亡くなられた方に対する哀悼の言葉を述べていないのが、個人的に気になりました。2年たつ節目の時期なのに。こういうところにも、震災の風化が現れていると言ったら、国会議員に酷でしょうか。