畑こうじ情熱ブログ

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質問王への道

2013年03月21日 14時11分44秒 | Weblog
 今週は、3月18日の予算委員会に続き、19日と本日21日の農林水産委員会の質問に立ちました。一期生の時には、衆議院議員になって1年目は4回の出番、2年目は8回、3年目は8回、計20回質問に立ちましたが、再選されて12月から3月に至るまで、既に8回質問に立ちました。かつての年間の記録にもう並んだわけです。みんなの党の柿澤議員が、前回の衆議院総選挙の時に、のぼりだったかはちまきだったかに、「国会質問数1位、質問王」とか書いてあったのをテレビのニュースで見たような記憶がありますが、このペースで行くと、私が質問王になりそうです。最初は、出番が多くてうれしかったのですが、いつも質問だと、質問ネタがなくなってきて大変です。うちの党の議員懇親会で、小沢代表も含めて全議員がいる中で、私は、「小さい党になって数少ない良いことは、出番が多いことですね。」と言い放ってしまいました。それにしても、質問の出番が多いことはいいことです。常に議員としての問題意識を持っていなければならないからです。さて、今回は、3月13日と3月18日の2回のテレビ入りの予算委員会の質問に立ちましたが、テレビ入りの予算委員会とその他の普通の委員会では、気持ちの持ちようが違いますね。テレビ入りの場合は、PRできる言い方、いかにいかにやり合うか、目立とうという気持ちが強くなり、いつもの自分とは違う感じになります。普通の委員会では、そうではなく、対決姿勢よりは、実質的にいかにいい答弁を引き出すかということに重点を置き、穏やかな質問態度となります。どちらかというと、普通の委員会でやっているやり方の方が私のキャラクターに合っている気がします。答弁につっこむにしても、批判的な再質問よりは、「こういう点はいかがてしょうか。」とか、「こういうことではないですか。」と切り返すことの方が生産的です。

 さて、一昨日の農林水産委員会では、TPPの農林水産業への影響についてただすとともに、「これまでに固まっているTPPの案文の再交渉も文言修正も認めない上に新たな提案も認められない」というようなレターが届いた場合には、そのレターを公開して交渉から脱退すべきではないかと追及しました。TPPの農林水産業への影響は、3兆円の生産額の減少と発表されましたが、これは直接的な生産額の減少であって、食料自給率の低下、国土保全機能の低下等経済的側面以外の多様な負の効果が出てきて、それを加えると、4.6兆円くらいの負の効果となるのです。

 本日は、水産関係の質問をしました。TPPにおける漁業補助金の議論及び今後の政府の方針についてです。アメリカは、かねてより、漁業補助金については、濫獲を招いて漁業資源を衰退させるとして、原則廃止を主張していて、TPPにおいてもそのような主張をする可能性は高いです。これにオーストラリアやニュージーランド、チリ、ペルーが支持していると言われています。日本が、利害関係を共有するどこの国と連携して対応していけるのか、そもそも、漁業補助金を濫獲を促進するものとする考え方は無茶苦茶であり、漁業補助金はしっかり守るべきだとの質問です。これに対しては、漁業補助金は、過剰漁獲を招くもの以外を守るというスタンスではなく、そもそも漁業補助金とはそのようなものではないということで、断固対応していくという趣旨の答弁を引き出しました。また、連携して共同戦線をはっていく国として、大臣個人の認識との言及はありましたが、ベトナム、カナダが考えられるとの答弁がありました。また、鮭の魚体が小さくなり、回帰率が下がっていることの原因及び対策について質問しました。さらに、水産業共同利用施設復旧整備事業の延長について質問したところ、期限が到来して、必要があれば地元の声を踏まえてしっかりと対応したいとの答弁がありました。