中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

年頭にあたって

2013年01月07日 | 情報
新年おめでとうございます
今年もメンタルヘルス対策に全力を傾注して参ります。

今年も引き続き取り組むことは、1社でも多くの経営者、経営層にメンタルヘルス対策の重要性を理解頂くことです。
経営者、経営層になかなかメンタルヘルス対策の必要性がなかなか浸透しないのですが、その大きな理由は、
多くの経営者、経営層には、メンタルヘルス対策の重要性が念頭にないことです。要するに優先課題であるとの認識がないのです。
企業を経営するうえで、メンタルヘルス対策が単なるリスク対策ではなく、利益・売上拡大につながる
重要な経営課題であることを理解頂かなければなりません。

次に、具体的な優先対策として、メンタル不調者を一人でも出さないような企業風土を作り上げなければなりません。
MH問題は、社内・組織内の人間関係問題なのです。
そのためには最初に「アナログ」的な毎日の挨拶や会話が大切であることを、社内全体に浸透させなければなりません。
企業環境には、こうした「アナログ」的な要素が、空気や湿度・温度、ハードとしてのオフィス空間と同じくらい、
当たり前のようにできなければなりません。また、そのようにしなければなりません。

三つ目に、メンタル不調者が確実に職場復帰できるサポート体制を作ることです。
メンタル不調で人生を棒に振るような状況に追い込んではいけません。
メンタル不調になれば、本人は当然のことですが、家族や友人までも不幸になります。
この世に生を受けたのにもかかわらず、人間らしい人生を送ることができない、こんな不条理な仕打ちはありません。
「明日は我が身」というような(本当ですよ)気持ちで対処する覚悟が必要です。

以上のことについて、明日から、出来る限り具体的に情報発信して参ります。
ご質問・ご提言をお待ちしています。
コメント
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