うつ病をはじめとする精神疾患ばかりではなく、全ての疾病に共通するのですが、
労働者にとって、疾病を克服して社会復帰するためには、
1.治療、2.生活、3.就労の三段階をクリアしなければなりません。
その第一歩の「治療」ですが、うつ病を克服するには、当事者に「ジャストフィット」する精神科医を探さなくてはなりません。
探さなければなりません。そして、当事者に「ジャストフィット」する精神科医にめぐり合わなければなりません。
当然のことではないですか、と部外者は安易に結論付けてしまいます。
しかし、現実は、簡単そうに見える作業が、実はとても難しい作業なのです。
当事者には、うつ病をり患しても、「自分はうつ病のような症状があるかも」といった、「病識」がありません。
専門機関(横浜市立大学病院精神科)の調査によると、自分ひとりで気付くことができていないことが分ります。
<うつ病の主要な症状> 自覚症状 専門家による問診
①身体症状
睡眠障害 26% 94%
疲労感 58% 89%
首・肩のコリ 22% 84%
頭重や頭痛 23% 66%
②精神症状
意欲や興味の減退 4% 91%
仕事能力の低下 3% 89%
抑うつ気分 3% 70%
不安や取り越し苦労 3% 58%
さらに、「頭痛がする」とか、「腹痛がある」とか、「体がだるい」といった自覚症状により、
精神科とは異なる科目の診療施設に行くことが多いのです。
少し古くはなりますが、専門家の調査データによると、うつ病患者が最初に行くのは精神科でなく内科が65%を占めています。
三木治:心身医学42(9):586,2002
心療内科のプライマリ・ケアにおける初診患者330例のうつ病実態調査。
Self-rating depression scale(SDS)45以上を示した患者161例の初診診療科
内科 64.7%
婦人科 9.5%
脳外科 8.4%
精神科 5.6%
心療内科 3.8%
耳鼻科 3.8%
整形外科 2.8%
その他 1%
精神科専門医を訪ねることも大変ですし、「ジャストフィット」する精神科医を探すことはさらに大変な課題になります。
小生が承知している事例でも、2か所目で「良い先生にめぐり合えた」なんていうのは幸運中の幸運で、
紹介された専門医を訪ね、何か所も捜し歩いて、ようやく「良い先生にめぐり合えた」というような事例はたくさん承知しています。
労働者にとって、疾病を克服して社会復帰するためには、
1.治療、2.生活、3.就労の三段階をクリアしなければなりません。
その第一歩の「治療」ですが、うつ病を克服するには、当事者に「ジャストフィット」する精神科医を探さなくてはなりません。
探さなければなりません。そして、当事者に「ジャストフィット」する精神科医にめぐり合わなければなりません。
当然のことではないですか、と部外者は安易に結論付けてしまいます。
しかし、現実は、簡単そうに見える作業が、実はとても難しい作業なのです。
当事者には、うつ病をり患しても、「自分はうつ病のような症状があるかも」といった、「病識」がありません。
専門機関(横浜市立大学病院精神科)の調査によると、自分ひとりで気付くことができていないことが分ります。
<うつ病の主要な症状> 自覚症状 専門家による問診
①身体症状
睡眠障害 26% 94%
疲労感 58% 89%
首・肩のコリ 22% 84%
頭重や頭痛 23% 66%
②精神症状
意欲や興味の減退 4% 91%
仕事能力の低下 3% 89%
抑うつ気分 3% 70%
不安や取り越し苦労 3% 58%
さらに、「頭痛がする」とか、「腹痛がある」とか、「体がだるい」といった自覚症状により、
精神科とは異なる科目の診療施設に行くことが多いのです。
少し古くはなりますが、専門家の調査データによると、うつ病患者が最初に行くのは精神科でなく内科が65%を占めています。
三木治:心身医学42(9):586,2002
心療内科のプライマリ・ケアにおける初診患者330例のうつ病実態調査。
Self-rating depression scale(SDS)45以上を示した患者161例の初診診療科
内科 64.7%
婦人科 9.5%
脳外科 8.4%
精神科 5.6%
心療内科 3.8%
耳鼻科 3.8%
整形外科 2.8%
その他 1%
精神科専門医を訪ねることも大変ですし、「ジャストフィット」する精神科医を探すことはさらに大変な課題になります。
小生が承知している事例でも、2か所目で「良い先生にめぐり合えた」なんていうのは幸運中の幸運で、
紹介された専門医を訪ね、何か所も捜し歩いて、ようやく「良い先生にめぐり合えた」というような事例はたくさん承知しています。