中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

管理職教育の必要性 続々編

2012年01月23日 | 情報
管理職教育の要諦・ポイントの続きです。
前項で「管理職としての正しい在り方なのか、問われる」と記しました。
しかし、「管理職としての正しい在り方」の答えは一つではありません。

経験から学んだひとつのヒントです。

それは、部下やメンバーの能力を最大限に引きだし、
「いい仕事」をしてもらえる環境を整えることです。
具体的には、部下の今までの経歴・経験、
面接や日常のコミュニケーション等を
通じて、部下の能力・特徴を把握します。
そして、部下の適性に合った業務を与え、
OJTを通じて適切なアドバイスを与えます。
最後に、部下の仕事に適正な評価を与えます。
なかなか難しいことですが、
これができれば、メンタルヘルスやパワハラの問題は
ほぼ解消できるでしょう。

誤解を恐れずに、言い換えれば
管理職・上司の仕事は
○部下の仕事・提案に「認印」「承認」を与える。
○部下の仕事の失敗やミスで
 会社や取引先に迷惑を掛けたときは、自ら謝罪する。
この2点に集約できます。
特に、二つ目が難しいですよね。
ですから、管理職には、高い人間性と広い度量が求められるのです。

ここで、「管理職教育」の項目は、取りあえず終了です。
コメント
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