中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

ご挨拶

2012年01月09日 | 日記
橋本社会保険労務士事務所・代表の、社会保険労務士・橋本幸雄です。
企業を卒業して、事務所開設4年目になります。
専門分野は、労働安全衛生、特に企業のメンタルヘルス問題です。
研究成果をまとめて、今年の7月に、『中小企業の「うつ病」対策』を出版しました。
企業の経営者、人事労務担当、産業保健スタッフからの問い合わせ等への対応・アドバイス・コンサル、
社会保険労務士、企業の経営者、人事労務担当、産業保健スタッフ等を対象にしたセミナー、
精神科専門医の団体へのアドバイス等を主な業務としています。
宜しくお願い致します。



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試し出勤制度・続報

2012年01月09日 | 情報
拙著にも詳しく記述していますが、
試し出勤制度の、大手企業における導入率は50%だそうです。
(2008年、社会経済生産性本部調査)

拙著を出版後の定性情報です。

①試し出勤制度を導入しているのは、先進国では日本だけのようです。
(詳細に調査していませんので、誤っているかもしれませんが、
 あってもレアケースでしょう)
②ですから、国内の外資系の企業では、試し出勤制度を導入している企業
(日本法人、日本支社)は殆どないようです。しかし、本国の本社に
 試し出勤制度がなくても、日本の労働環境を配慮して、日本支社のみ
 試し出勤制度を導入している事例があることを承知しています。
③多くの大手企業が合併していますが、A社に試し出勤制度が「あり」、
 B社に試し出勤制度が「ない」場合で、合併後、試し出勤制度が「ない」に
 統一し、うまく運用できている企業があります。
④試し出勤制度を導入したいが、導入までに至っていない企業がやはり
 多いようです。参考書がない(拙著を除き)、参考事例がないことと、
 企業ごとに独自の企業文化がありますので、
 他社の事例をそのまま真似をするのは、不安があるのが原因と推測しています。
⑤試し出勤制度を導入しても、制度自体が未完成、不完全で、
 うまく運用できていない企業が多いようです。
⑥試し出勤制度を導入して、罹患者が確実に復職出来るように
 なった企業があります。
⑦著名な精神科専門医の中には、「企業はリハビリ施設ではない」と
 はっきりとおっしゃる先生もいらっしゃいます。
⑧試し出勤制度を導入した場合、いかにして公平に運用するか、運用できるかが
 カギのようです。

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