普段、お付き合いのない精神科医を、どうやって、どういう基準で選ぶかは、
精神疾患り患者本人や家族にとって重大な問題です。
早期発見・早期治療は、当然のこと、正しい診断・正しい治療が何よりも重要なことだからです。
「精神科医の選び方と利用の仕方」を紹介します。
A、はじめて精神科にかかったとき、以下のような場合には主治医(精神科)以外の意見を求めた方が良い
1)最初から同系統の薬剤が2剤以上処方されたとき
2)自記式アンケートの結果だけで診断しているかのようなとき
3)うつ病症状だけ質問したのち、「抗うつ薬をのんで休養をとれば治る」と説明されたとき
4)副作用について説明がなかった、あるいは副作用がないと説明されたとき
5)(施設の事情がありうるが)夜間や休日は一切対応できないと説明されたとき
6)(医師の事情がありうるが)主治医が「日本精神神経学会精神科専門医」でないとき
・心身医学会、心療内科学会専門医は専門が異なる
・心療内科だけ標榜している精神科医もいる
・若い医師は取得していないことがある
B、精神科で治療を続けているとき、以下のような場合には主治医(精神科)以外の意見を求めた方が良い
1)悪くなったと言うと薬がどんどん増えるとき
症状悪化の場合、疾患の増悪、薬の副作用や退薬症状も要検討
2)同系統の薬剤が3種類以上処方されているとき
3)長期間の精神療法やカウンセリングでも改善しないとき
精神科医の診察は不可欠、カウンセリングと精神科治療は区別
C、大切なこと
1)よく主治医に尋ねてほしい。質疑を通した信頼関係が不可欠
2)医師が説明するのを拒否したり、質問しにくいような雰囲気になるなら、
別の医師の意見を聞くことも考慮
第107回日本精神神経学会学術集会
北里大学医学部精神科学主任教授、北里大学東病院副院長、
医学博士 宮岡 等先生の講演より
精神疾患り患者本人や家族にとって重大な問題です。
早期発見・早期治療は、当然のこと、正しい診断・正しい治療が何よりも重要なことだからです。
「精神科医の選び方と利用の仕方」を紹介します。
A、はじめて精神科にかかったとき、以下のような場合には主治医(精神科)以外の意見を求めた方が良い
1)最初から同系統の薬剤が2剤以上処方されたとき
2)自記式アンケートの結果だけで診断しているかのようなとき
3)うつ病症状だけ質問したのち、「抗うつ薬をのんで休養をとれば治る」と説明されたとき
4)副作用について説明がなかった、あるいは副作用がないと説明されたとき
5)(施設の事情がありうるが)夜間や休日は一切対応できないと説明されたとき
6)(医師の事情がありうるが)主治医が「日本精神神経学会精神科専門医」でないとき
・心身医学会、心療内科学会専門医は専門が異なる
・心療内科だけ標榜している精神科医もいる
・若い医師は取得していないことがある
B、精神科で治療を続けているとき、以下のような場合には主治医(精神科)以外の意見を求めた方が良い
1)悪くなったと言うと薬がどんどん増えるとき
症状悪化の場合、疾患の増悪、薬の副作用や退薬症状も要検討
2)同系統の薬剤が3種類以上処方されているとき
3)長期間の精神療法やカウンセリングでも改善しないとき
精神科医の診察は不可欠、カウンセリングと精神科治療は区別
C、大切なこと
1)よく主治医に尋ねてほしい。質疑を通した信頼関係が不可欠
2)医師が説明するのを拒否したり、質問しにくいような雰囲気になるなら、
別の医師の意見を聞くことも考慮
第107回日本精神神経学会学術集会
北里大学医学部精神科学主任教授、北里大学東病院副院長、
医学博士 宮岡 等先生の講演より