高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

お雛様と山

2007-03-04 03:58:41 | 日記
◆ お雛様を見ると想うこと・・・
今日は雛祭りです。2年箱から出していなくて可愛そうな思いをさせていたお雛様をIDU&ANCと飾りました。(雛壇が壊れているので、並べた・・・)虫に食べられていなくてよかった、よかった。 夕食は、散らし寿司をお雛様の前で皆で頂きました。

                  

この人形達は、母の形見です。お袋は私が20歳の時に亡くなりました。19歳の時にクモ膜下出血で倒れて、長らく意識のない状態が続きました。最後に元気な姿を見たのは、私が北海道に旅立つ朝でした。玄関で正座して送り出し、涙ぐんでいたなあ・・。 自分の死期を感じていたのかもしれない・・と今になると思えます。お袋が長女として実家から持ってきた代物なので、60年や70年も前の年代物であります。 

今のお雛様に比べて顔が小さくて、むしろ人間味があります。 私もお袋が死んだ歳よりずっと年齢を重ねましたが、生きていたらどんな婆ちゃんだったんだろうなあ・・と人形を見てしみじみと思いました。  

女性スタッフ陣が見ていないのですが、しまった方がいいのかなあ・・・。


◆母衣月山
お天気はあまり良くありませんでしたが、午後から子ども達とHKT&バロンと一緒に月越峠の風車から母衣月山へスキーで出かけました。この山の発音はなんと表すのだろう??? ちなみに森林管理局の林班図では、幌月山となっているのですが・・・、 アイヌ語の発音をまねた漢字表記なのですが、死んだお袋のことを思い出したので・・・、なんだか 素敵な当て字に感じてしまう私でした・・・。    
      
                 

絶景でありました!!  寿都湾を見下ろし、朱太川の河口がダイナミックに見渡せます。 ぜひ、みなさんもご案内したいポイントです!!

◆徹夜しそう・・・
 来週入る、農林水産省の補助金の監査の準備を夕食後に始めたのですが、整理していなかったので、意外にてこずってしまった・・・。             
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 気を抜いた一日 | トップ | ジュリエット »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
我が家のお雛様も (hiroko)
2007-03-06 23:13:26
人生でいろいろな悲しみがあっても、早くに母を失う悲しみは大きなものですね。
昔、「ときには母のない子のように」という歌が流行りましたが、たかぎさん、覚えていますか?私はなぜそんな歌を遊びで歌えるのか、わかりませんでした。

私の母も顔を覚えていないほど若く亡くなったのですが、我が家にもあった古いお雛様を飾っているときの、目を細めた母の顔は、なぜか浮かんできます。
木箱から出すときの不思議な匂いにどきどきしたことや、お道具の小さな長持ちに、「らいねんはいいことがありますように」と書いた紙切れをこっそり入れたことも。

小さな幸せに気づくことも忘れそうな、雑な毎日を過ごしていますが、お雛様をしまう時、そんなことを思い出して「来年のこの日が良い日でありますように」と願わずにはいられません。
返信する
たしかに・・・ (takagy)
2007-03-08 23:14:38
改めて歌詞を見ました。

流行っていた頃は、中学生だったかもしれません。母を亡くす前だったのでしょう・・・。 自分の気持ちと歌詞を重ねたことはありませんでした。

今、読むと・・・
たしかに・・・ 複雑な気持ちになる歌詞ですね。
寺山修二さんほどの作詞家が 何を思って この歌詞を書いたんだろう???  その本心を聞きたいです。

昭和キッズカラオケの会では、決して歌わないでしょう。

返信する

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事