公開型のスタッフ研修として年8回の予定を組んでいる「自然学校スタッフ養成セミナー」の第2回目。「北海道うみの学校」の大塚さんをお招きしての二日間です。私の都合で日・月の変則的な日程となってしまったのですが、それでも私達を入れて10数名で密度濃く、遊びながら学んでいます。
10:00 導入活動(オリエンテーション」
10:15 自己紹介とアイスブレイキング(参加者同士の親和性を生み出す活動)
「水のことわざ」という活動を自然学校風に味付けをしました。水に関わることわざが一人ひとつずつあたり、それを絵にして当ててもらうというクイズ風の活動。 頭をひねって楽しむ適度な頭の準備体操となりました。
10:50 体験学習のプログラミング
体験学習をプログラムする際や事物事象の解説(インタープリテーション)の仕方の基本的な考え方や用語を改めて確認。
11:15 海と磯についての講義
海や磯についての基礎的知識 (陸地と海の比較、海流、干満、生き物など)。海についての知識が乏しい私にとってはとても新鮮な話しが次々とされて興味深かった。
12:30 磯の観察
お弁当を持って、満潮になりつつある寿都の磯へ。今日は大潮。波が上げているので水中がのぞきにくく、また流れも速いためか磯ガニなど生き物が見つけにくい状態でしたが、それでも専門家がついて解説をしてもらえると見えないものが見えて来て、とても楽しいひと時となりました。
コシダカガンガラ、ヘソアキクボガイ、タマキビ、ユキノカサ、イトマキヒトデ、エゾヒトデ、ワレカラなどなど・・・
16:00 ふりかえり活動
17:15 温泉と夕食
20:00 夜の磯の観察
昼間と同じ磯へ懐中電灯を持って夜の観察へ。 干潮になっているので、磯溜まりがあちこちに出来て、ライトで水中に映し出される磯の様子は、これまた面白さ倍増。昼間仕掛けたトラップにはたくさんの磯カニが集まり、ウミウシ、ヒトデや魚類も昼間以上に見つかり、あちこちをのぞいているうちに、あっという間に夜の10時近くになってしまいました。
自然ガイドになりたての頃、師匠のMKTGについて森を歩いていた時、それまでに、あれほど登山をしていたのに、気づいていなかった花や鳥を発見した時の楽しさと同じような瞬間が海でもありました。 いつも行っている磯なのに、見ているようで見ていなかったのです。 じっくりと見始めると、そこには知らない世界が広がっている。小さな感動の連続でした。 少年に帰ったような 夜でした。
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