高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

プレイパークづくりへ

2019-03-11 10:46:44 | プログラム 子ども

3月11日 東日本大震災8周年。 あの日は次女の結婚式でニセコの教会の地下の待合にいた。揺れは気づかなかった。ニュースもスマホ情報も見る余裕はなかったのでまるで気づかなかったが、夜の披露宴で回りがざわめいていたがさして気に止めなかった・・。 親戚同士での二次会を終えて深夜、部屋に帰りTVをつけて、動転した!!  翌日に自然学校に戻り、釜石が出身の同僚の心配気な様子を見、福島原発事故の報道も増えていて、逡巡下が、ワゴン車にありったけの支援物資、自己完結キャンプができる資材を積み込んで、その日のうちに釜石に出発したのでした・・・。 町内子ども向けの野外放課後催事があったが、参加者みんなで黙祷をした。

さて、黒松内ばかりではなくて、多くの町村では子育て支援事業として、児童館活動や放課後活動が実施されている。前者は共稼ぎ家庭支援であり厚労省が補助しており、放課後活動はそれに関わらずの子どもの放課後居場所づくりで文科省が補助している。ふたつの仕組みがあるのだが、子どもの減少、働きての不足といった過疎地の少子高齢化、行政のスリム化の方向もあり、両者を存続させてゆくのは現実的ではなくなっている・・。

今日は、その両者の合同開催を自然学校がお手伝いをして行った。 放課後活動は指導者、見守る人の経験知もあり、どうしても安全面から室内遊び場になるのだが、もっと外遊びをできる場所をうみだしたいと、プレイパークの運営を町に提案しており、次年度から試行できることになった。 しかし、それがどういうものか、町内の人にはイメージがつきにくい・・。

そこで、今回の合同開催で、似たことを実施することにした。 普段の自然学校ではふつうに行われている、ある程度あそびのきっかけを提供するが、ワラワラと時間と空間を提供する場づくりをし、教育委員会の職員、児童館の指導員、放課後活動のスタッフも加わって協働で場づくりをした。 薪割り、焚き火、雪遊びなど たわいのない自由な場づくりだ。

子どもの安全をどのようにして確保するのか・・、野外遊びが慣れていない大人は、不安があるのは当然である・・。が・・、やってみれば意外に安全は確保できるものだと関わってくれた大人が感じ取ってくれたと思う・・。

今回の場所は、町の公共施設の駐車場の一角をし切って使わせてもらったのですが・・、本来のプレイパークは子ども達が自分の発想で自主的に遊びが作れる場、それ場そのものが、造り続けられる変化ができる場であるべきだと思うのだが、今回はちょっと、それができないなあ・・・。

今後は、プレイパークの開催場所の確保が課題だなあ・・。

 

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