高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

春のフィールドワーク

2021-04-24 10:15:47 | 日記
4月23日。朝から良いお天気でした。 ニュースでは東京や大阪圏でのコロナウィルス緊急事態宣言発令話題ばかりです。 しかし、北海道でも季節は急速に春めいてきて、札幌で桜の開花宣言もなされました。 ここ黒松内は札幌よりずっと南ですが、ソメイヨシノの蕾はまだ固く、エゾヤマザクラもまだまだの様子です。
 
あまりに天気がいいので、人ごみをさけつつ、ひとりドライブにでかけました。 目的地は北海道伊達市。郷土資料館で開催されている特別展の有珠の歴史を観に行こうと考えました。
 
途中の豊浦町の大岸あたりから海岸線の道路へ。 礼文華のカムイチャシ(アイヌの聖地、砦、見晴台)があり前から気になっていたので立ち寄りました。 ここらの海岸は風光明媚で、かつて与謝野鉄幹や晶子や斎藤茂吉らの歌人も訪れて(なのか、列車車窓から観たのか・・)たくさんの短歌を詠んでおり、その石碑が建つ小さな駐車公園もありました。 チャシは小さな岬の高台にありました。 内浦湾(噴火湾)を見渡せる絶景ポイントでした。 アイヌ先人がここに拠点を造ったのはうなずけます。  ただ、この展望台の真ん前を横切るように電線と電柱があったのは頂けない・・。下には道路トンネルが貫通しているのだから、電線はそこを通せばいいのに・・と、風景台無しだ!!。
 電力会社のセンスのない経営はこんなところにも表れているなと思った次第。
 
展示の方は、江戸後期から明治時代に有珠を旅をした和人や欧米人の文献古書の展示でした.資料としては貴重なんでしょうが、展示スペースも狭く・・、遠くまで来た割にはちょっと期待はずれでしたがな・・。
 
帰りには、黒松内の隠れたる名所である水芭蕉とリュウキンカの群落湿原に。 リュウキンカの開花はもう少しあとですな。 ここの湿原はかつてはもっと広かったんだと思います。 高速道路ができた時に残土置き場で埋められてしまった形跡があります。 ここの保全活動を始めたほうがいいかなあ・・。
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