高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

ヘラオオバコの戦略

2008-06-24 23:10:39 | 日記

草刈、草取りのシーズンとなりました。草刈・草取りをしているどころでない、私の仕事は・・夏の最繁忙期に突入しているのですが、時間を作っては草刈・草取りをしていないと、自然学校は草に埋まってしまいます。

猛烈に茂りつつあるイタドリ、飛んできた牧草類、天敵のギシギシ、ヨモギやアカザはほっとくと、草か?というくらいに立派な茎と根っこを張ります。動力を使って草刈するのは、けっこう体力がいります。座って草を抜くのも2時間やると腰にきます。 

彼等は最盛期を生きているのですが、それを絶つわけです。食糧であれば、そこで生きているエネルギーを吸収できるのですが、相手が植物であっても、ただ相手の命を絶つのは、こちらのエネルギーが相当消耗するのです。

そんな中に、ヘラオオバコという植物が、敷地内にけっこう幅をきかせています。
この人達は、実に不思議な生態をしています。 花が蕾の群の下の方から順番に咲くのです。 開花をずらすんですね。つまり多少の天気の変化に関係なく、長期間にわたって子孫を残そうと務めた結果として、こうなったんだと思うのです。

                 

今、校庭に咲き誇っている・・茎の長いタンポポのような、ブタナさん達も子孫を残すために なかなか素敵な進化と遂げています。 多様な植物のそれぞれの生き方は・・なかなか素晴らしいもんがあります。
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3 コメント

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埋まった自然学校よりも (よしみつ)
2008-06-25 04:35:51
既に人手が入っている自然学校ですので…
人の手を入れて管理をし続けなければ…
子供達が遊べなくなってしまうと思います。
「豪雪で埋まってしまった自然学校」の写真をブログで見ました。
自然の脅威と、生活の維持。
それは…それ。でも
これは…これ。のような気もします。
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くわのみ (よしみつ)
2008-06-25 13:09:18
それよりも、黒松内だよりの「くわのみ」
食べたいなー。
子供達がとっても羨ましいです。

木に登って、登る事が出来ない小さい子供が…
その子の為に、もっと登って「くわのみ」ポケットに入れて、ズボンが紫色になって、その子に「美味しい」って言われて。
母親に紫ズボン…洗濯しても落ちなくて。
でも木から落ちて。
ハチに射されて。
「くわのみ」の後は「こくわの実」と「山ぶとう」がありました。素晴らしいところですね。
「こくわの実」沢山食べると、お尻がかゆくなるんですよね。何故なんでしょうかね。
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とりあえず全滅 (takagy)
2008-06-25 22:59:48
本日、NODAさんが一気に校庭の草刈を敢行。もう少し見ていたかったブタナさんのお花畑とギシギシとヘラオオバコ、スイバなんかはビッシリと刈られました。
が・・・ この人たちは、それでも負けないで、短い茎を伸ばし続けて、なんとかタネを作ろうとします。 すごい生命力であります。
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