3月26日 春の子どもキャンプ二日目。
積雪期しか行けない月越峠のミズナラ参拝??へでかけました。(夏は根曲がり竹が密生していて、道路から道も踏み跡もない) なんど来ても見事なお姿に感動です。胸高回りはこどもで6,7人で囲まなければつながりません。枝ぶりは、寒風の中を徐々に天空に向かい枝を延ばしたようで大蛇がくねるように広がっています。
黒松内側から島牧方面に向かう峠道の右側(黒松内側)で峠上の風車の手前、最初の谷筋の右岸側の尾根の谷よりに鎮座ましましています。直線距離で道路から3,400mしか離れていないかな。昨年、台湾のツリークライミングチームを案内するときはガスっていて谷を確認するのが難しくルートファインディングに手こづりましたが、今日は高曇りで見通しは良かったのですが、尾根を隣の谷筋に近い方向を取ってしまったのでした。
それが功を奏したわけではありませんが、冬ごもりを終えたばかりのヒグマの足跡に遭遇。
かなり大きそうです。 午前中には小雨模様だったのですが、足あとはさほど崩れていないので、それほど前に通過したのではないでしょう。雪は固雪になっているので、深くも潜らずに爪痕も鮮明な足跡でした。朝方に通過した様子。さてと、どうするか・・・。
足あとは麓方向から上へ向かっています。 この尾根の下部には巣ごもり場所があることは、10年ほど前に鉄砲を持った猟師さんと出かけたキャンプで確認したことがありました。 同じ巣穴でないにしろ、この尾根の下部では毎年越冬をしているのでしょう。 彼(小熊の足跡はないので、彼女ではない・・)は、私たちとは反対方向へ向かっています。見わたすと足あとはずっと情報へ続いているので、大声歓声をあげつつ目的の巨木へ向かいました。
そもそもヒグマの生息地にアタシたちがお邪魔しているのですから、身近に彼らは住んでいるわけですからね。
それにしても、冬眠明けの腹ぺこ状態なのですから、麓の方が雪が消えてフキノトウぐらいは探し出せると思うのに・・・。なぜ上に向かうんだろう。 ヒグマ調査の専門家に携帯話で問い合わせると、やはり若いオスグマで上に行ってから沢筋を降りてくるのではないかとの予想でした。
そうさなあ、アタシがクマなら、巣穴から出て、明らかにヒトがいる麓へ向かうよりも、まずはヒトがいない上へ向かい周辺を確認してから雪解けが進みやすい沢筋の南向き斜面に餌を探しながら下降するというリスクマネージメントをするかいなとと思いを推察したのでした。
私たちはおおいに遊ばせてもらいました。
ちゃんちゃん。
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