高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

冬の終わり夏のはじまり・・・

2021-04-12 11:57:27 | コラム風味

アイヌ語には春夏秋冬を明確に分ける言葉はないと、とあるアイヌ研究家から聞いたことがありました。その後、いやいやありますよと、教えてくださった方もいたので、地域によってことなるのかもしれませんが…、

聞いたことは・・、春と秋に当たる明確な単語がなくて、和人が言うところの春は、「冬の終わり夏のはじまりの頃」という表現になるというものです。 今の北海道の候をつらつらと感じると、まさしく冬の終わりという風情です。
 
雪どけが進む自然学校の校庭に、冬の間に校長がせっせと積んだ雪山がありました。グラウンドからの高さは3mほどとなり、冬の間にやってくる子ども達の格好の遊びばとなっていましたが、冬が終わりに近づいて、地面の雪は溶けてゆきポツリとひとり取り残されていました。
 
 そして、四月も半ばなのに、再び寒波がやってきて、雪が降り、瞬く間に周りは白一色となり、仲間が増えて雪山はたいそう喜びました。 ところが、その翌日はまた暖かくなりました。 曇り空なのですが、その雲に隠れたお日さまが、雪の子たちを天に呼び返したのです・・。
 
 あっという間に仲間の雪たちは昇天してしまい、雪山はまたひとりぼっちになりました・・・とさ。 おしまい。
 
あと、何日で消えてしまうでしょうか・・。
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