高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

アンパンマンマーチから思う

2013-10-16 20:19:42 | コラム風味

♪そうだ! うれしいんだ 生きるよろこび・・なにが君のしあわせ なにをしてよろこぶ♪ アンパンマンマーチが頭の中を回っている。

思い起こせば1990年、私は21世紀にも対応するある大型レジャー施設の計画を担当していました。しかし、21世紀は時代は高齢社会に突入すると考えると、企画提案が進まず、難しい仕事でしたが、ある時はたと閃めきました!

2020年、3人が一人の年寄りを面倒見るかもしれない超高齢社会・・・その時代を生きている年寄りは誰だ!?

それは、何と・・・俺自身じゃあないか!!!

であるとすると、「これから考えてゆくべき、試行錯誤していくことは、これから建てる建物ハードではない、運営ソフトだ。自分自身がやってくる高齢社会を楽しめる仕組みを作ってゆけばいいのだ。私が年寄になるまでは30年はある!」と。

企画仕事は一区切りついたところで思い切って、ハードづくりの不動産開発の会社をやめました。運よく私の考えに共鳴してくれる支援者を得て、自分がやりたいことに精力を傾けるために転職・jひとり企画事務所を独立をしました。今風に言えばフリーランス。 そして、専門学校の教壇に立ちながらフロンティアアドベンチャースクールという、私ひとりの団体を立ち上げて自ら事務局長と名乗りました。38歳か37歳の頃です。

しかし、ひとりで始めた活動はすぐに行き詰り,初事業も不発でした。これではダメだと、同じようなことを考える パートナーを探そうと思い立ち、企画書を書いて話を聞いてくれそうな人を見つけては出かけ、そのまたその人の紹介をうけつつ歩き回っているうちに樋口和生氏と出会いました。 彼も海外にあるアドベンチャースクールを夢見ている男でした。そして、彼とともに北海道自然体験学校NEOSを立ち上げたのです。 子どもの野外自然体験活動と飯のタネに直接的になりそうな山岳ガイド業から始めました。

その後、いろいろな変節もあり、徐々に研修仕事ができるようになり、農山村に関わるようになりました。私自身は家族とともに、2001年つまり21世紀からは「新田舎づくり実践人」として黒松内に移住しました。そして、今ではあの閃きからすでに20年を越えました。

 私にとってのよろこびは、自然の中で人と人が幸せに過ごすことです。子どもからお年寄りまで、障がい者や病を抱えている人も海外の人も。それができる「場」づくりを続けてきました。そして、これからも続けます。 けれど一人ではできない。いろいろなキャラクター(スタッフ)達がいないと楽しい場はできない。 NPOねおすは様々な場と担い手を作り続ける仕組みです。

21世紀は社会激動の世紀です。

今目の前にいる子ども達は大人達の経験が役に立たないような困難に立ち向かうことになるでしょう。その時代であっても、この子ども達が「生きるよろこびを自らが見つけられる若者」に仕立てたい。

そのためには、好奇心を育み想像力を養うことが大事です。「夢を見る力、実現に向けてあきらめない力と実行力、その時におこる変化を恐れない力」を身につけてほしいと願い、子ども達と向かい合っています。

 ♪時ははやくすぎる 光る星は消える だから君はいくんだ ほほえんで♪

(出版予定のNPOねおすの子ども活動の小冊子用の原稿を改編)

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